『七十五度目の長崎行き』
吉村 昭【著】
河出書房新社 (2009/08/30 出版)
なんかこう、リズムが馴染むというか、いいねいいね。
取材先で夕食を兼ねて小料理屋などによく行かれたが、店の人からは建築関係者か警察関係者と思われていた、というおなじみの話も。
あはは!
『海の史劇』で当時の経験者(沿岸住民)に取材したのではないか?という推測を書いたが、本書収録のエッセイによると、事前には現地取材はしていなかった由。
ただし、出版後に現地で関係者から話を聞くことができたのです、と。ふうん。
三菱重工に随分とお世話になった由で、会社発行の広報誌?か何かに小説の取材の思い出などを書くというお礼の形は、十分ありなのだろうな。
牛が運んだ零戦の話のところで、当時世界最高速を誇った云々という記述が繰り返されているのは、いかがなものかな。
世界最高速だった期間はないと思うけどな。だいたい、速度を追求した設計じゃないでしょ。
小説の執筆にあたり堀越二郎氏のもとに何度も取材に通うなどされた由なので、相当のことを理解されていると思われるのだが、どうなんでしょ。
(艦上戦闘機で、などという条件付きだとそう言える時期があったのかな?)
吉村 昭【著】
河出書房新社 (2009/08/30 出版)
なんかこう、リズムが馴染むというか、いいねいいね。
取材先で夕食を兼ねて小料理屋などによく行かれたが、店の人からは建築関係者か警察関係者と思われていた、というおなじみの話も。
あはは!
『海の史劇』で当時の経験者(沿岸住民)に取材したのではないか?という推測を書いたが、本書収録のエッセイによると、事前には現地取材はしていなかった由。
ただし、出版後に現地で関係者から話を聞くことができたのです、と。ふうん。
三菱重工に随分とお世話になった由で、会社発行の広報誌?か何かに小説の取材の思い出などを書くというお礼の形は、十分ありなのだろうな。
牛が運んだ零戦の話のところで、当時世界最高速を誇った云々という記述が繰り返されているのは、いかがなものかな。
世界最高速だった期間はないと思うけどな。だいたい、速度を追求した設計じゃないでしょ。
小説の執筆にあたり堀越二郎氏のもとに何度も取材に通うなどされた由なので、相当のことを理解されていると思われるのだが、どうなんでしょ。
(艦上戦闘機で、などという条件付きだとそう言える時期があったのかな?)