不機嫌で移り気な太陽に関する不都合な仮説 2/2 『眠りにつく太陽-地球は寒冷化する』 （桜井邦朋さん）

２．
祥伝社新書
眠りにつく太陽―地球は寒冷化する
桜井邦朋【著】
祥伝社 （2010/10/10 出版）

『“不機嫌な”太陽―気候変動もうひとつのシナリオ』
にも言及あり。

語りおろしっぽい感じ。
繰り返しが多発するのは先生の持ち味か。

１．の『移り気な太陽―太陽活動と地球環境との関わり』の範囲にすべておさまっているかというと、必ずしもそうではなく、１．に記述されていないエピソードなども紹介あるなど。
新書らしく一般向けを狙った？

いずれにしても、もう少し編集に工夫の余地があるのではないかという気がした。
モンガイカンのたわ言だけど。

[評者]谷本束 [掲載]週刊朝日2010年12月3日
■地球は寒くなっている！
と言ってしまうと正しい理解といえないんじゃないか？

太陽活動の影響でこれから寒冷化に向かうというのと、「寒くなっている」は意味が異なる。
タイトルは編集者が勝手につけたものと睨む。ギロリ。

武田邦彦
「科学研究の結果を政治問題とするなかれ」

1987年2月に超新星1987Aからのニュートリノを観測したのがスーパーカミオカンデ（1991年12月建設開始）だという記述は、ご愛嬌レベルのちょっとしたチェック漏れだわな。
カミオカンデ (KAMIOKANDE)

神岡施設-年表