真似屋南面堂はね~述而不作

まねやなんめんどう。創業(屋号命名)1993年頃。開店2008年。長年のサラリーマン生活に区切り。述べて作らず

パール・アンド・ハーミーズ環礁 『無人島に生きる十六人』

2008-02-11 | 読書-2008
Pearl and Hermes Atoll
http://www.hawaiianatolls.org/about/pearlhermes.php

冒険記、航海記、漂流記の類が大好きな椎名誠さんが絶賛していた文庫本「無人島に生きる十六人」。図書館の順番待ちが回ってきました。
冒険好きの椎名さんご推薦の冒険譚は外れがないと思います。じつは新潮文庫巻末の解説は椎名さんの「痛快!十六中年漂流記」でした。責任推薦!
同じく「全員生還」のシャクルトン探検隊(近年日本でも広く知られるようになって来ましたね。悲惨なロス海支隊のほうも..)の南極での漂流サバイバルは、日本の大正時代、1914年(出発時)ですが、日本男児16人(米国捕鯨船員の子で小笠原生まれの「帰化人」~本文中でそう記されている~3名?を含む)の漂流は明治の1898年。シャクルトン隊は南極ということもあって、悲壮感がありますが、太平洋の小島の方はひたすら前向きで明るい!訓練生に海員教育などもしてしまう。
まあ、南極ではいくら待っても誰も通りかかるわけがないのに対して、ハワイ近くの環礁(帆船・龍睡丸の16人が生活したところが今日のタイトル)の方は「愉快な生活を心がけること」などの約束を交わして頑張りました、ということね。
内容の紹介は何百人かの皆さんが既にされているようなので省略。
いすれにせよ、もっと知られてよい話だと思います。子供にも読ませたいので、書店に注文しました…これは南面堂が絶賛しているという意味になります(笑)。
「正覚坊のことを一名アオウミガメともいう・・」などの記載も新鮮でたまらんっ。

出版元のサイト:椎名誠氏が選ぶ漂流記ベスト20で、堂々1位!! 実録痛快冒険記。飲み水も食べ物もないちっちゃな島で、君ならどうする?
http://www.shinchosha.co.jp/book/110321/
著者の没後50年を経て著作権が消滅しているため、青空文庫に全文収録
http://www.aozora.gr.jp/cards/001120/card42767.html

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