チエちゃんの昭和めもりーず

 昭和40年代 少女だったあの頃の物語
+昭和50年代~現在のお話も・・・

大地震 その2

2011年03月17日 | 大地震
福島県福島市在住@チエちゃんです。

2011年3月11日14時46分、その時私は、職場で自分のデスクにいた。
おや!? 地震だ。ちょっと長いな。
ストーブのスイッチを消火に回す。退路を確保しようとドアに向かうと、隣室の同僚が顔を出した。
大きいね。
二人で廊下に出る。その途端、揺れが激しくなった。
その時、防火扉が開き、閉まりそうになったので、あわてて押し戻し、必死にしがみつく。
同僚は、玄関に飾ってあった大きな花瓶が倒れないよう必死に支えている。
一旦静まるかに思えた揺れが、さらに激しくなった。照明が消えた。
3~4分も続いたのだろうか? いや5~6分か?

呆然としていると、2階から「外へ出ろ! 避難!」と、他の人たちが下りてきた。
私も、屋外へ避難。
こんな時にも、靴を履きかえる自分が可笑しかった。

屋外で、大きな地震だったと口々に言い合っていると、大きな余震が何度も起こった。
若い女性は、泣き出してしまっている。
それから30分くらいは、屋外にいただろうか?
上司が、口を開く。
「自宅のことも心配だろうから、今日はこれで終わりにする。
火の始末、コンセントを抜く、戸締りを確認して5分以内に戻れ。
その後、帰宅してよし。」
有難かった。太っ腹な上司だ。

その4へ つづく


最新の画像もっと見る

コメントを投稿