1977年にロックバンド「ポリス」を結成し、ベーシスト兼ボーカルとして活躍したStingの曲をご紹介。
熱帯雨林の保護活動家、国際的な人権保護運動家の側面ももっています。
オープニングは、ポリス時代の”Every breath you take" 邦題は 「見つめていたい」83年の曲。
元々は、大切な人の事を思って見守っているという意味と思われていた曲ですが、実は
スティングは、「監視、所有欲、嫉妬を歌っている」と言っているそうです。「悪意をもって監視している人間」を扱っている曲で、スティングとフランシル・トメルティとの結婚生活の崩壊をうたっているとのこと。
”Every move you make, Every step you take, I'll be watching you."
「振られてしまったけどこれからもずっと見守っていくよ。」というちょっと怖い曲でした。韻をふむことによって歌詞とメロディがより頭の中に残りますね。
エンディングは、’Englishman in New York' 88年の曲。
♫ I'm an alien I'm a legal alien 僕はよそ者なんだ。 法で認められているけど
I'm an Englishman in New York 僕はニューヨークで暮らす英国人なんだ ♫
歌のモデルは、作者スティングが敬愛した英国の作家クエンティン・クリスプ。
クリスプはゲイであることを早い段階で公表した人物として有名で81年からニューヨークに住んでいました。
スティングは、クリスプとの会話からこの曲を書くことを決めたそうです。
PVに出ている初老の男性がクリスプです。PVを見てみてね。
’alien’と’ a legal alien’は アメリカ人と外国人を表すだけでなく、同性愛者と一般人も比較しているのでしょう。
同性愛者として堂々と生き、英国人としてニューヨークで堂々と生きるクリスプの姿にスティングは感銘を受けたのです。
大事なフレイズは、”Be yourself no matter what they say." 「誰が何と言おうと自分らしく生きよう」
今日は、平和公園と新しくなった原爆資料館へ。