1日のとぽけろっちぇ、3、4日の月田さんのファドライブの後すぐに青森・弘前へ。5日からの一週間は青森でのんびりと、笛師の佐藤ぶん太、さんと施設でのイベント演奏の他はほぼ夏休みのつもりだったのですが、到着したら「はい智詠さんこれ」いきなり衣装(しかも正装)が用意されています…。熊本くんは一日前に到着しててすでに完全に溶け込んでいます。
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弘前・相馬ねぷた
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相馬ねぷたはぶん太さんの掛け声からスタート
弘前到着2時間半後には、ねぷたとともに練り歩いていました。なぜ手に笛まで持っているんだろう……老若男女が横笛で歌い太鼓、そして手摺鉦を打ち鳴らし「やーやーどおー」のかけ声とともに市内をまわっていきます。なんとか笛のメロディーはできても、これを2km歩きながら吹き続けるのは並大抵の体力ではありません。となりの女の子から「なんでこんなかすれた笛がいるの」という目でちらちら見られています。長い間受け継がれてきたものをまた新しい世代が長い時間をかけて準備してこの瞬間に一気に解放する。その中にいられるのは感動以外の何物でもありませんでした。感謝!
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翌日は青森市に行ってねぶたを見学、さらに8日にはぶん太、さんたちのお囃子のグループに同行して函館まで行ってしまいました(たまたまJRで青森・函館を自由に周遊できるきっぷを持っていたのでラッキーでした)。函館では世界の民俗芸能が集まるイベントに参加。マネージャー?としてちょっと仕事もさせていただきました。
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登山囃子保存会と(函館にて)
お盆は埼玉の実家に戻り、なんと高校の同窓会と小学~中学の同窓会がいっぺんにありました。30歳、ひとまわりするといろいろあるもんです。青森でばっちりリバウンドして帰ってきたので(そんなもんじゃないか)、声をかけられないくらい?かなりびっくりされたみたいです・・・。それでも、高校(ちなみに男子校だったので全員男です)の飲み会では初めて演奏を聴いてもらったり、中学の同窓会で実に10年、15年ぶりに同級生と話したり、何となく一緒にいるだけでもいろいろよみがえってきて、なんだかいい時間でした。それぞれどんなことを経験してきても、「あの時」のタイムカプセルが開くように戻れる瞬間があるって貴重だと思うし、今の自分を再確認できる大切な機会なのだとも感じます。そんなことを考えるような年になったんだね。
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高校同窓生と
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小中の同級生