先日のバック・イン・タウンのライブで1曲だけ新曲をやらせていただきました。思いのほか5月がいっぱいいっぱい、なんとかぎりぎりに間に合ったような、かけこみました…
ところで、この曲のタイトルは「Brotes de bambu(ブローテス・デ・バンブー)」とつけました。意味はずばり、たけのこです。
実はこの曲のメロディーは5年前にだいたい書いてあったのですが、例によって決められず、しかも同時期につくった「12月31日通り」や「四つの椅子」とどうしてもイメージが重なる気がして、ずっと寝かせていました。
ライブの10日ほど前に、父の生家のある南那須に恒例行事の「たけのこ掘り」に行ってきました。例年より遅かったために竹がかなり成長していてびっくりしました。植物にしてこのオーラ、その中でイメージを得て思いついた…のではなく、たけのこの上へ上へ伸びるエネルギーというか、生命力に、なんか勇気をもらった気がして、この日地上に顔を出すことにしました。なんとも内面的な動機です。
しかしおかげさまで、山本さんや岡田さんのアドバイスがあったり、芹澤さん、ジョーさんのすばらしいアシストもあったりで、音楽をつくっていく楽しさをあらためて実感しました。
この曲の模様をYouTubeにアップしていただいています。
「Brotes de bambu」
http://www.youtube.com/watch?v=85kw3RhM08k
まだまだ荒削りで、しかも動画が15年ものの8ミリカメラ撮影なのでなつかしさのある映像ですが、見ていただけたらうれしいです。これからたくさん演奏して、もっと育ってくれることを願っています。
ちなみに「brotes de bambu」はどうしてスペイン語の意味があるかというと、そこはさすが。世界中にある中華料理店のおかげです。食文化おそるべし。