12月13日(火)ブルーノート東京で行われた企画ライブ「フラメンコクリスマス」を観に行きました。
ブルーノート東京に客として行ったのは17年半ぶり2回目。初めての鑑賞は1999年の3月、ジャズピアニストのミシェル・カミロとフラメンコギタリストのトマティートのデュオで、当時私はまだ学生でかなり背伸びをして観に行った思い出があります。その時は一番前の席で感激、8弦ギタリストの池田宏里さんと相席になり、青森出身の池田さんとは後に津軽でのご縁へとつながりました。
また2011年の3月21日にはフラメンコギタリスト沖仁さんのライブにゲストで出演しています(沖さんのDVD収録のため)。この時は私にとって東日本大震災後、最初の機会でもありました(その前のライブ出演はすべてキャンセルまたは延期)。この空間にいられたことで、ギタリストとして少し立ち直らせてくれた気がします。
・・前置きが長くなりましたが、12月は何かと振り返りたくなる季節。その時の記憶を振り返りつつ…この日のスペシャルライブでは後ろのバースタイルの席に座りました。
ライブスタート。ギタリストのアントニオ・レイのソロから始まり、踊りと歌が入っての曲、後半はピアニストのリカルド・ミーニョのソロ、からの全体セッションという構成でした。
スペシャルカクテルはアニス酒の利いたサングリア"Altozano de Triana"
当代随一のテクニックを誇るといわれるアントニオのギター、そして今注目のピアニスト、リカルド・ミーニョ(お父さんは同名のギタリストで日本でも活動していたそうです) のソロはまさに「圧巻」の一言につきます。特にピアノによるフラメンコの伝統的な形式「シギリージャ」「ソレア」はテクニックもさることながらその「歌心」に本当に感動、旬のアーティストのステージに酔いしれました。
"Flamenco Christmas"
Pedro Ricardo Miño
リカルド・ミーニョ(ピアノ)
Antonio Rey
アントニオ・レイ(ギター)
Angeles Gabaldón
アンヘレス・ガバルドン(バイレ)
Bernardo Miranda
ベルナルド・ミランダ(カンテ)
Israel Katumba
イスラエル・カトゥンバ(パーカッション)