ちいさなつづら

肩幅で暮らす。

伊予生糸の伝承へ!!

絶滅の危機にある文化、養蚕・製糸。その中でも、最高級品質の絹糸、「伊予生糸」は、日本の地理的表示保護制度の認証を受けています。養蚕農家、製糸技術者が減ってゆく中で、どのように後世に残して行くか、皆さんのご協力を得ながら、課題解決に向けて頑張ります。応援よろしくお願い致します!

10年以上ぶりの再会で

2015-01-13 16:42:53 | かんがえるあし

 先日、久々の再会。


 10年以上ぶりに会う、Mくん。



 久々に明浜に来てみたいと思ったらしく、ふらりと立ち寄ったとのこと。



 全然、変わっていませんでした。



 Mくんは、私がちょうど明浜に初めて来たときに、出会いました。


 彼は新規就農を目指して、無茶々園の研修生になろうとしていたところでした。(正式に研修生になったのは、数か月の適正確認期間を経てから)


 で、Mくんはその後1年間、研修をしました。


 (ちなみに、私は研修はしていません。ただの居候)




 正式な研修を終えたMくんは、結局、新規就農をあきらめて、明浜を去りました。現在は、非正規のサラリーマンをしているそうです。



 正式な研修をしてなかった私はその後、みかん農家として、新規就農いたしました。



 何が、二人の運命を分けたのか?




 新規就農が、できる人と、できない人の違いがあるとすれば、



 新規就農を、するか、しないか、の違いだと思うわけです。(ここ重要!)


 Mくんにも、チャンスは、あったのです。ただ、彼は、自分でその道を選択しなかっただけ、ということなのです。


 久々のMくんの話を聞いていても、いまだに、自分で何をして生きてゆきたいのか、はっきりしていないように思いました。だから、なんとなく明浜に寄ってみたくなったのかもしれません。


 10年余の時がたっても、人はそうそう、簡単には変わらないのかもしれません。劇的な何かがないかぎり。


 
 ま、Mくんからしてみれば、アベさんも全く変わってないなあ、と、心の中で鼻で笑ってたかもしれませんけれど。