宇和町と、八幡浜を結ぶ、笠置峠。
現在では、この峠を迂回する広い道路が、大動脈となっているのですが、かつては、この峠越えが、正式ルートだったようです。
その歴史は、4世紀頃から。実に、1700年前からある、古道なのだ!
先日、時間があったので、笠置峠へ出かけました。
江戸時代には、多くの馬や牛が、荷物を背負って行き来したという、笠置峠。
ものすごい、急峻。
標高差は200メートルほどあります。
江戸末期の書物には、偉人たちがここを通った記録なども、残されているようです。
さて、この笠置峠のてっぺんには、なんと、古墳が、あるのです。
しかも、西南四国地方で最も古い、前方後円墳。
山の頂上にこんなものを作るぐらいだから、よっぽど権力を持っていたのでしょうね。
宇和盆地一帯を支配していた王族のものらしいです。
宇和盆地は、かつては広大な湿地帯だったようです。そこに、古くから人間が住み着いたのでしょう。
で、古墳もいっぱいあります。
下手に土を掘ると、遺跡が出てきてめんどくさいので、放置しているところも、あると聞きます。
そのせいか、のどかな田園風景が、今も多く残っています。
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