子どもの感性

まだ保育園児だった彼は、恐竜に関心が有り長ったらしい名前や、これは草食これは肉食と教えてくれるのだが、覚えが悪く呆れられるばかりだった。牧野植物園で、『恐竜時代の植物たち』たちという催しをやっているので行く?と聞いたら行くと言うので都合の良い時に、高知駅まで連れてきて貰うように約束して、9月12日ＭＹバスで出かける。

五台山が近づくと、此処で下りてみよう、昆虫がいるかもしれないと言うので『こんなところで下りたら、植物園に行けんぜ』というと『大丈夫今日は新しい靴を履いて来たので、走って上がれる』と真剣に言うが、私の方がくたばるので勘弁してもらう。
園についても、恐竜より昆虫が気になる様子。目ざとくカマキリを見つけて捕まえる。
『ハラビロカマキリ』『オオカマキリ』2匹掴まえていたので、どちらのカマキリだったか・・・

恐竜展示は、もう絶滅していると知っているからか、あまり興味もなく芝生広場に移動。
大きなニセ恐竜には興味もなく、虫探しに走っていく。恐竜と並んで写真撮ってやると言っても並ばないのに、昆虫と一緒ならポーズをする。
こんなところにいそうな感じがする『発酵の匂いがする』とか、とにかく昆虫への興味は半端じゃない。
ツクツクボーシが鳴いているので、そっと探したら少し離れた木にいたが、そのセミは鳴いている様子がなかったら、『メスやねえ』言うのがおかしかった。

園内にも、いろいろ花が咲いていたけど撮影はなし。↓シロバナクズ、この花を見て彼が『これから揚げにしたら美味しいよね』というので、一瞬何かなと思ったが、この花の天麩羅のことだと分かった。食べたことあるのと言うと『食べたよ』とのことに思わず笑った。
いろいろ話をしながら、もうお昼ご飯食べないと15時31分のバスで帰らんといかんと言うと、今何時と言うので14時40分と言うと『じゃ食べようか』とやっとレストランに行ってくれた。小学1年生の彼との半日足らずだったけど、子どもの感性に学ばせて貰った。


その前日は、我が家に可愛いお客さん。機嫌よく一人で遊んでいた。2か月でもうこんな表情するのかと、遠い昔の子育てを思い出してみるが、あの頃は余裕のない子育てだったと思う。