昨日、劇団四季の「ジーザス・クライスト=スーパースター」を見てきました。
キリストが、十字架に架けられるまでの最後の7日間を描いたミュージカルです。
知人の息子さんが、主役のジーザス・クライスト(イエス・キリスト)を演じるので楽しみでした。
舞台装置は、両側に十字架が立てられ、後ろには大八車が並べられただけで、余計なものが一切なく簡素な作りが引き立っていました。
役者さんのメイクは、顔は白塗りで隈取り。衣装はストリングシャツにジーパン姿。ユダヤ王の従者には花魁が登場したり、と歌舞伎の要素が取り入れられていました。この日本的様式美を演出した「浅利慶太さん」には、驚きと新鮮な舞台で感銘しました。
席は前から3列目。出演者の息づかいや、体ににじむ汗、顔の表情から足先までの演技、大八車を操る白子さんの動きなどを肌で感じることが出来、感激の観劇でした。
主役の息子さんは、歌唱力が抜群で、ジーザスが苦悩する場面では、抑えた歌の表現力が切ないほどに伝わってきました。プロはすごい!!
それにしても、ジーザスが引きずりまわされ、鞭で打たれる音や、十字架にかけられて釘が打たれる音など、あまりにも非情でリアルでした。
この場面を、母親はどんな気持ちで観たのでしょうか?同伴した友人は、あれは演技よ・・・とあっさりしたものでした。私には、演技だけではかたづけられない色んな思いがあったのですが・・・。
隣の劇場では「ライオンキング」が上演中でした。
ポスターを写しました。
この方が、主役を演じた友人の息子さんです。
十字架にかけられたイエス・キリスト。切なくて胸が痛みました。
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