ハチ高原へ行く途中、福知山市夜久野にある、やくの木と漆の館に寄っていきました。
ここは、ブログ「樹樹日記」のfagus06さんのサイトで知り、一度行ってみたいと思っていた所です。
入り口を入ると、いろいろな樹木の柱と漆の掻き殻。
ショップには、様々な漆製品が並べられていました。
スタッフの高橋さんにいろいろお話をお聞きし、案内していただきました。
資料室には、漆掻きや精製に使う道具や、丹波漆を使った作品、パネルが展示されていました。
人間国宝の村山明さんの制作の様子の写真パネルや、
拭き漆の工程も展示されていました。
この拭き漆の工程表、印刷された物は持っていますが、手板が付いたパネルは初めて見ました。
次に工房も見学させていただきました。
ここには、案内していただいた高橋さんのように漆芸の専門家が常勤され、体験教室を行っています。
お手軽な色漆を用いた絵付け体験の他、拭き漆や塗りの工程を一通り体験できる通常体験。
さらに、年間通じて蒔絵や金継ぎが学べる教室、希望に応じて学べる特別教室などいろいろな取り組みをされています。
この方も、週に数日ここに通い漆絵の制作に取り組まれていました。
見せていただいた漆風呂の中は個性的な作品でいっぱい。
漆をもっと身近なものとして使うとともに、制作にも挑戦してほしい、といろんな工夫をされているのが印象的でした。
いろいろ勉強させていただきました。
こんな施設がもっといろんな地域にあり、高橋さんのようなスタッフがおられたら、日本の漆の将来は大きく開け、人々の生活ももっと豊かになるのに・・・とつくづく思いました。
高橋さんからは、丹波漆の現状についてもいろいろ教えていただきました。
今から20年以上前、ここで漆のシンポジウムが開かれた時に漆掻きを見学した漆畑はその後荒れ、
現在漆を掻いておられる方もごくわずかになってしまったと聞きびっくり、将来に不安を覚えました。
そんな中ですが、ここでは毎年地元の小学生たちが、学校の授業の一環として漆絵の体験学習に取り組んでいます。
そして、漆絵の体験の前には、実際に漆掻きの様子を見学し、話を聞いて漆についても学ぶというすばらしい取り組みがなされているのです。
子どもたちの作品も見せていただきました。
一度荒れた漆畑には、この館が造られた時期に改めて植栽された漆が育ちつつあるそうです。
将来、この子どもたちの中から、漆に興味を持つ子がきっと育っていくでしょうし、何より「もっと漆を身近なものに」と情熱を傾ける高橋さんたちの存在が、丹波漆の将来をきっと切り開いていってくれると確信し、木と漆の館を後にしました。
高橋さんありがとうございました。
ここは、ブログ「樹樹日記」のfagus06さんのサイトで知り、一度行ってみたいと思っていた所です。
入り口を入ると、いろいろな樹木の柱と漆の掻き殻。
ショップには、様々な漆製品が並べられていました。
スタッフの高橋さんにいろいろお話をお聞きし、案内していただきました。
資料室には、漆掻きや精製に使う道具や、丹波漆を使った作品、パネルが展示されていました。
人間国宝の村山明さんの制作の様子の写真パネルや、
拭き漆の工程も展示されていました。
この拭き漆の工程表、印刷された物は持っていますが、手板が付いたパネルは初めて見ました。
次に工房も見学させていただきました。
ここには、案内していただいた高橋さんのように漆芸の専門家が常勤され、体験教室を行っています。
お手軽な色漆を用いた絵付け体験の他、拭き漆や塗りの工程を一通り体験できる通常体験。
さらに、年間通じて蒔絵や金継ぎが学べる教室、希望に応じて学べる特別教室などいろいろな取り組みをされています。
この方も、週に数日ここに通い漆絵の制作に取り組まれていました。
見せていただいた漆風呂の中は個性的な作品でいっぱい。
漆をもっと身近なものとして使うとともに、制作にも挑戦してほしい、といろんな工夫をされているのが印象的でした。
いろいろ勉強させていただきました。
こんな施設がもっといろんな地域にあり、高橋さんのようなスタッフがおられたら、日本の漆の将来は大きく開け、人々の生活ももっと豊かになるのに・・・とつくづく思いました。
高橋さんからは、丹波漆の現状についてもいろいろ教えていただきました。
今から20年以上前、ここで漆のシンポジウムが開かれた時に漆掻きを見学した漆畑はその後荒れ、
現在漆を掻いておられる方もごくわずかになってしまったと聞きびっくり、将来に不安を覚えました。
そんな中ですが、ここでは毎年地元の小学生たちが、学校の授業の一環として漆絵の体験学習に取り組んでいます。
そして、漆絵の体験の前には、実際に漆掻きの様子を見学し、話を聞いて漆についても学ぶというすばらしい取り組みがなされているのです。
子どもたちの作品も見せていただきました。
一度荒れた漆畑には、この館が造られた時期に改めて植栽された漆が育ちつつあるそうです。
将来、この子どもたちの中から、漆に興味を持つ子がきっと育っていくでしょうし、何より「もっと漆を身近なものに」と情熱を傾ける高橋さんたちの存在が、丹波漆の将来をきっと切り開いていってくれると確信し、木と漆の館を後にしました。
高橋さんありがとうございました。
展示内容はichさんにとってはすでにご存知のことばかりでしょうが、こういう施設があることは、頼もしいですよね。
私が訪れた時の案内人は、(名前は忘れましたが)若い女性で、一生懸命漆のことを教えてくれました。気持ちの熱さが伝わってきました。
夜久野は行きたい場所の一つなのですが、なかなか訪れることができません。
今度出張で京都に行くのですが、予定がびっしりで今回も行けません。ゆっくり泊まりがけで行ってみたいですね。
京都に来られるのですね。でもお忙しそうですね。
時間ができましたら、是非ゆっくりお出かけください。
先日、現在”やくの木と漆の館”でやっている
お雛様展の参加のために搬入に行き、
偶然芳名録を見て、ichiさんがいらしたことを
知りました。
高橋さんも覚えておられて、「世間は狭いですねー」
とお話ししました。
夜久野はまだ黒田乾吉さんがお元気だった頃(20年近く前)に
初めて私たちが漆塗りを習った原点の地なんですよ。
今度いらしたらクルマで30分くらい福知山方面に戻ったところにある我が家にも是非お立ち寄り下さい。
機会がありましたらその時は是非寄せていただきます。