木工芸・漆・道具        

 木肌の美しさに惹かれ、指物の伝統技術と道具に魅せられて・・・・・ 木工芸 市川 (宇治市炭山)

曲げ輪っぱ弁当箱

2012-01-10 21:25:07 | 
久しぶりの更新。正月から、いくつかの仕事を並行して進めています。


秋の作品展で注文を戴いた、曲げ輪っぱ弁当箱。
外側は拭漆仕上げ。中は艶クロメ漆の塗り立て。やっと上塗りまでこぎつけました。


ここまでの道のりは・・・

木地固めの後生漆を摺り重ね、内側に隅錆。さらに生漆で固めた後クロメ漆で中塗り。



駿河炭で中塗りの研ぎ。



隅はクリスタル砥石でとぎました。
そして上塗り。



きれいに仕上がったかに見えますが、細かなブツがちょっと多い。さて、どうしたものか・・・



こちらは五稜箸の木取り。
普通の箸と菓子箸あわせて38膳分木取りをしました。



こうしてもうしばらく動きをみます。
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