諸手続や家の片付けを済ませ、京都への帰り道、
立科町の津金寺に寄ってみました。
このお寺、702年に行基によって開かれたという古いお寺で、天台宗最古の談義所(学問寺)だそうです。
この仁王門は1813年に再建、未完の仁王像には伝説が残されています。
本堂の観音堂は元禄時代に再建されたものです。
5分咲きのしだれ桜が美しい境内を抜け、お寺の裏山へ回るとそこは自然探勝園となっていました。、
カタクリをはじめとして山野草がいろいろ咲いていました。
ちょっと盛りは過ぎていますが、特にカタクリの群生はみごとです。
裏山の中腹には、鎌倉時代に造立された、滋野一族の法統が佇んでいました。
お寺の入り口近くに立つ杉の木は樹齢900年。その堂々とした威容は実に見事でした。
津金寺をあとに、和田峠を越え、諏訪に。
高島城址では、満開の桜が咲き誇っていました。
諏訪湖の対岸に沈む夕日。
旅は続き、翌日は塩尻から木曽へ。
木曽平沢で訪れたのは、滝沢商店。漆の材料を扱っているお店です。
その昔、真弓の篦木を購入したことがあり、一度寄ってみたいと思っていたお店です。
案の定ありました、真弓の篦木。そして今回は地元で採れるサビ土もいただいてきました。
お店のご主人から、いろいろお話も聞かせていただき、大変勉強になりました。
木曽平沢の隣は、奈良井の宿。ここを訪れるのは初めてなのです。
妻籠ほど有名ではありませんが、その分素朴な味わいが残っています。
そのうちの一軒、中村邸。奈良井宿の典型的な家の作りで、資料館になっていて見学ができます。
ところで、ここは、今放映中のNHKの朝ドラ「ひまわり」ロケ地になったところ。
ドラマに出てくる、「あめや」にこの中村邸が使われていました。
もう一つ、奈良井での目的は、曲げ輪っぱの木地を手に入れること。
曲げ輪っぱを作っている「花野屋」さんを見つけ、購入してきました。
娘に頼まれていた弁当箱の木地は後日送っていただくことになりました。
ここでもいろいろお話を聞かせていただきました。
その後、権兵衛トンネルを越えて伊那へ出ました。
かんてんぱぱホールで開かれている、「小椋栄一、石本愛子 二人展」を見るためです。
小椋さんの作品は、日本伝統工芸展の入選作をはじめとする生前の作品が多数展示されていました。
素材の美しさと、それを引き出している轆轤の技術、特に何とも品のある曲線の美しさはすばらしかったです。
また、石本さんの、主に沈金の技法を用いたパネルや器、茶器なども独特の品と美しさを感じました。
この展覧会は5月8日まで開かれています。連休に信州方面にお出かけの方は必見です。
立科町の津金寺に寄ってみました。
このお寺、702年に行基によって開かれたという古いお寺で、天台宗最古の談義所(学問寺)だそうです。
この仁王門は1813年に再建、未完の仁王像には伝説が残されています。
本堂の観音堂は元禄時代に再建されたものです。
5分咲きのしだれ桜が美しい境内を抜け、お寺の裏山へ回るとそこは自然探勝園となっていました。、
カタクリをはじめとして山野草がいろいろ咲いていました。
ちょっと盛りは過ぎていますが、特にカタクリの群生はみごとです。
裏山の中腹には、鎌倉時代に造立された、滋野一族の法統が佇んでいました。
お寺の入り口近くに立つ杉の木は樹齢900年。その堂々とした威容は実に見事でした。
津金寺をあとに、和田峠を越え、諏訪に。
高島城址では、満開の桜が咲き誇っていました。
諏訪湖の対岸に沈む夕日。
旅は続き、翌日は塩尻から木曽へ。
木曽平沢で訪れたのは、滝沢商店。漆の材料を扱っているお店です。
その昔、真弓の篦木を購入したことがあり、一度寄ってみたいと思っていたお店です。
案の定ありました、真弓の篦木。そして今回は地元で採れるサビ土もいただいてきました。
お店のご主人から、いろいろお話も聞かせていただき、大変勉強になりました。
木曽平沢の隣は、奈良井の宿。ここを訪れるのは初めてなのです。
妻籠ほど有名ではありませんが、その分素朴な味わいが残っています。
そのうちの一軒、中村邸。奈良井宿の典型的な家の作りで、資料館になっていて見学ができます。
ところで、ここは、今放映中のNHKの朝ドラ「ひまわり」ロケ地になったところ。
ドラマに出てくる、「あめや」にこの中村邸が使われていました。
もう一つ、奈良井での目的は、曲げ輪っぱの木地を手に入れること。
曲げ輪っぱを作っている「花野屋」さんを見つけ、購入してきました。
娘に頼まれていた弁当箱の木地は後日送っていただくことになりました。
ここでもいろいろお話を聞かせていただきました。
その後、権兵衛トンネルを越えて伊那へ出ました。
かんてんぱぱホールで開かれている、「小椋栄一、石本愛子 二人展」を見るためです。
小椋さんの作品は、日本伝統工芸展の入選作をはじめとする生前の作品が多数展示されていました。
素材の美しさと、それを引き出している轆轤の技術、特に何とも品のある曲線の美しさはすばらしかったです。
また、石本さんの、主に沈金の技法を用いたパネルや器、茶器なども独特の品と美しさを感じました。
この展覧会は5月8日まで開かれています。連休に信州方面にお出かけの方は必見です。
エルゴノミックス(人間工学)って言われるけれど、日本の伝統にあるエルゴノミックスを見出さなければなりませんね。
教えられます。
こちらをご覧下さい。
持つとピットして、軽くて形が独特。
何とも言えない形状に見せられて購入しました。店の人に聞くと、木地師の里で創られたもの、って言われて、ええっ、木地師の?と聞き直したことを思い出しました。
あとでいつか……と思っていましたが、そこの作家さんの展示会に行かれたんですか。
よし、イッカ行くぞー。
木曽路はすべて山の中。
意味深い。
日本の伝統的な工芸品がだんだん姿を消していくのは本当にさびしいですね。
奈良井の宿では、多くつくられていたのですが、今は廃れているのが残念です。
軽くて、華奢で、丈夫。
みんなで買って、何十年もみんな使っています。木のぬくもりと人々の生活と知恵が伝わってきます。
昨年秋に行って、曲げ輪っぱが創られなくなっていることを聞き、唖然としました。
日常工芸の美。
たくさんありましたね。日本には。