木工芸・漆・道具        

 木肌の美しさに惹かれ、指物の伝統技術と道具に魅せられて・・・・・ 木工芸 市川 (宇治市炭山)

椅子の制作

2022-11-09 22:57:41 | 木工芸
10月末から取りかかっていた椅子2脚がようやく仮組みまでたどり着きました。



この椅子、かれこれ10年以上前に、「ダイニングチェアでありながら食事の後もゆっくりくつろぐこともできる椅子」をコンセプトに設計したもので、座板にはタモの1枚板を使い、
できるだけシンプルな構造にしてすべてほぞで組んでいます。



制作は、部材の木取りの後、座面の削り出しから。



座面の外形を切り出し、後脚との接合部の切り込み、背板のほぞ穴をあけ、縁のR(丸み)を削り出します。



各部材、鉋でRを削り出します。



いろいろな曲面にあわせ、鉋を総動員して削ります。



仮組み最終段階。組み立てると接着剤を入れなくてもほぞ組みが外れない構造になっています。

この後は木地磨きをして、拭漆の工程に入ります。
まだまだ道半ば・・・
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