12月3日に行った、第5回の講義。
テーマは「項羽と劉邦」。
第4回の講義は比較的ドロドロ感があって、
ワイドショー的な内容があったが、
今回は「男のロマン」的な内容になった。
司馬遼太郎先生には及ぶべくもないものの、
そんな壮大な戦いの歴史を紹介した。
最終的には劉邦が項羽を破って漢王朝をうちたてるのだが
考えれば考えるほど対照的な2人。
始皇帝を見た時の感想も
劉邦「やっぱ男はああなりたいもんだ(っていうか皇帝になってみて~)」
項羽「いつかヤツに取って代わってやる!」と、ずいぶん違う。
戦い方も、
項羽「城があるなら、攻め取るのが当たり前。敵は徹底的にたたくのが普通」なのに対し
劉邦は、韓信や張良、陳平などを使って
「無理をせずに、戦わずにすむならそれが一番、味方に引き込めればなお可」という立場を貫いた(基本的に劉邦は何もしていないが…)
部下に対してもそう。
項羽「俺が先陣きっちゃる!! だからお前ら俺の言うこと聞いてろ!!!」に対して、
劉邦「何でおれが先陣? 他に強い奴イッパイいるじゃん!! っていうか、皆俺より頭いいんだから、やってよ」
という理念。で、できる奴にはきちんと評価する、
というよりは、この人の場合、できる人に感動するんだな。
結果として、劉邦のところに人が集まり
項羽からは、人がどんどん離れていった。
それが最終結果の大きな要因になっている。
特に項羽の最期の言葉
「俺が弱いんじゃない、天が俺を滅ぼそうとしてるんだ!!」
最後の最後になっても自分の誤りを認めない、
というか気付かなかった項羽。
中国史上最高の歴史学者にしてジャーナリスト「司馬遷」も
その功績を認めながらも、冷静に、鋭い批判をしているのも
つい「ウンウン」と頷いてしまう。
何をなすのも、「人を味方につける」こと
そしてそのため必要なのは「力」ではなく、「魅力」
だということを示すストーリーなのではなかろうか。
テーマは「項羽と劉邦」。
第4回の講義は比較的ドロドロ感があって、
ワイドショー的な内容があったが、
今回は「男のロマン」的な内容になった。
司馬遼太郎先生には及ぶべくもないものの、
そんな壮大な戦いの歴史を紹介した。
最終的には劉邦が項羽を破って漢王朝をうちたてるのだが
考えれば考えるほど対照的な2人。
始皇帝を見た時の感想も
劉邦「やっぱ男はああなりたいもんだ(っていうか皇帝になってみて~)」
項羽「いつかヤツに取って代わってやる!」と、ずいぶん違う。
戦い方も、
項羽「城があるなら、攻め取るのが当たり前。敵は徹底的にたたくのが普通」なのに対し
劉邦は、韓信や張良、陳平などを使って
「無理をせずに、戦わずにすむならそれが一番、味方に引き込めればなお可」という立場を貫いた(基本的に劉邦は何もしていないが…)
部下に対してもそう。
項羽「俺が先陣きっちゃる!! だからお前ら俺の言うこと聞いてろ!!!」に対して、
劉邦「何でおれが先陣? 他に強い奴イッパイいるじゃん!! っていうか、皆俺より頭いいんだから、やってよ」
という理念。で、できる奴にはきちんと評価する、
というよりは、この人の場合、できる人に感動するんだな。
結果として、劉邦のところに人が集まり
項羽からは、人がどんどん離れていった。
それが最終結果の大きな要因になっている。
特に項羽の最期の言葉
「俺が弱いんじゃない、天が俺を滅ぼそうとしてるんだ!!」
最後の最後になっても自分の誤りを認めない、
というか気付かなかった項羽。
中国史上最高の歴史学者にしてジャーナリスト「司馬遷」も
その功績を認めながらも、冷静に、鋭い批判をしているのも
つい「ウンウン」と頷いてしまう。
何をなすのも、「人を味方につける」こと
そしてそのため必要なのは「力」ではなく、「魅力」
だということを示すストーリーなのではなかろうか。