今年は冬型の気圧配置が長く続き日本海側は大雪、太平洋側は厳しい寒気でアイスクライミングには絶好のコンディション。
壁やリッジも気持ち良く楽しめそう。
そんな浮かれた気持ちがあった訳じゃないんですが数日前に気温が緩んでからまた冷え込んだので山道は所々ガリガリに凍っていました。アイゼンを履けば歩きにくいしなければ滑るし。と思ったら思いっきり転倒。着いた手も滑って顔面から凍った段差に激突。幸い出血は無かったもののオデコにでっかいタンコブが…
ザイルやらガチャでズッシリ重いザックが肩に食い込みいい加減バテて来た頃、行者小屋着。
今夜はここで宴会だぁ～！
ただここの幕営料は一人1000円。
いくらトイレが使えるとは言ってもチト高こぅございませんか？
その日はジョウゴ沢でひとしきり遊んだ後、赤岳鉱泉でビールを買い込み持ってきたお酒と合わせて宴会。
これだから山はやめられない。
翌日
朝から地吹雪で大荒れ。
赤岳主稜のパーティは早々に退散。「寒くってやってらんねぇ」
阿弥陀北稜へ行った連中は上まで抜けるも一名が顔面凍傷。
ボクらは三叉峰ルンゼへ向かうもトレース無し。ラッセルしてまで登る根性は無いので石尊稜へルート変更。
下部岩壁を抜けて中間部から暫くコンテで登り２ピッチ位の所でめげちゃいました。
稜線は強風、顔面凍傷はイヤですからサッサと懸垂下降。
もう無理してまで登る根性ありません、ハイ。
E-520＆14-54