増田カイロプラクティックセンターの近況レポート

筋骨格・神経・アレルギー(NAET)・感情の統合療法。
増田裕D.Cのブログ

2006年2月17日 本日休診

2006-02-17 23:58:31 | 近況
増田院長記

○本日は休診日である。少し骨休みをする。風呂に2回つかる。


○物質と精神matter and mindあるいは心と身体mind and bodyの関連を考えるために、以下の書物をぺらぺらめくって読み漁った。

  1,Horographic Universe by Michael Talbot
2,The Biology of Belief by Bruce Liptn, PhD
3,The Healing and the Mind by Bill Moyears

最後の本は「こころと治癒力」という題で翻訳が出ている(草思社刊)。このなかでは、キャンディス・パートの「すべての細胞にこころがある」がおもしろかった。女史の「感情の分子」(未邦訳)のエッセンスが述べられている。

 最初の本はレーザー光線による3次元の像(ホログラフィック像)を基本としたモデルや理論が「ホログラムとしての脳」「ホログラムとしての宇宙」「ホログラフィックモデルとしての心理学」「ホログラムとしての身体」などとして展開されている。まとまったら、いつかその要旨を紹介しよう。アレルギー治療や感情解放治療に役立つこと間違いなし。

 第2の著書は「信念」が振る舞いや遺伝子の活動をコントロールしていることを明らかにし、その信念とはプラス思考とか意志の力とか言うよりはむしろ潜在意識の力によるところが大きいと説く。この本はとてもおもしろそうなので精読してみよう。

○このほか、「あの戦争は何だったのか」(保阪正康著、新潮社)を読む。著者によると、戦争への画期は「2.26事件」であった。このテロの恐怖が軍部に批判的な勢力を萎縮させた。しかも、終始日米開戦に反対であった(と思われる)天皇が口をつむぎ、君臨すれども統治せずの「立憲君主制」に舞い戻った。日米開戦の口火を切ったのは、実は日米主戦をかねてより想定していた海軍の主戦論者たちであった。その後、ミッドウェー海戦やガダルカナル島の大敗北にもかかわらず、すべて対症療法的糊塗策に終始し、敗戦への道を転げ落ちていく。

著者は「まったく戦争目的もなく、戦争を開始したものの終結する展望もなく、むやみに戦争にあけくれた」のは日清日露以降夜郎自大化した日本のいくつくところだったと見る。ある意味で原爆が日本絶滅(1億玉砕)から救ったと見る。

考えさせられますね。ひとつは日露戦争が実は勝利ではなく、薄氷を踏む僥倖に過ぎなかったのに、その事実を国民に隠した。多くの軍人に勲章を乱発して、軍の自浄作用を閉ざした。勝った軍隊は勝って兜の緒を締めることなく、過剰な自信を抱き、過去の経験にこだわる過ち(たとえば大鑑巨砲主義、艦隊決戦主義、精神主義的肉弾戦など)を犯した。私には日本の敗戦への道は日露戦争の勝利の実態を政府が国民に正しく知らせなかった点にあると思われる。秘密は政府自体を腐敗させていく。

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