遅生の故玩館ブログ

中山道56番美江寺宿の古民家ミュージアム・故玩館(無料)です。徒然なる日々を、骨董、能楽、有機農業で語ります。

オールドノリタケ・群鶴図茶器

2021年11月20日 | 古陶磁ー全般

先日のブログで、戦前の朱菊オールドノリタケ湯飲みを紹介しました。

食器棚には、同じような品がありました。

 

 

最大径(胴) 10.4㎝、高(取手除) 10.9㎝。戦前。

径 7.4㎝、高台径 3.4㎝、高 5.2㎝。戦前。

高台内には、先日の朱菊碗と同じく、「日陶」のマークがあり、1937-1943年にかけて、日本陶器会社(ノリタケ)で国内向けに作られた品であることがわかります。

この茶器の売りは、群鶴の図です。白い器体の上を、競って飛んでいます。よく見ると、鶴はプリントです。底に「意匠登録56774」とありますから、自信のデザインだったのでしょう。

 

この群鶴茶器の横に、同じような茶瓶がチョコンとありました。

最大径(胴) 10.4㎝、高(取手除) 10.9㎝。

これは、朱菊の茶器ではありませんか。

先日の朱菊茶碗は、このようなセットだったのですね。すっかり忘れていました(^^;

何とはなしに、二つの茶瓶を並べてみました。

すると、プチ発見(^.^)

おお、両者の形と大きさは一致。

茶碗はどうかというと・・・

これまた、同じです。

同じボディを用いて、全く違うデザインで、異なった趣の品物を造り出していたのですね。

ノリタケのアイデアに拍手👏👏

コメント (6)
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