朝日新聞俳壇より 2022年6月26日
白牡丹ひとつ息吐き夜に沈む 日野市 森 澄代
私はこの作品を拝見して私にはこんな句は作れない〜〜このような感覚に乏しきな私は〜〜と思いました。
こんな感覚を持ち、このような句を作れる方は羨ましいです
この句には二つの擬人化があります。 「ひとつ息吐き」「夜に沈む」牡丹が息を吐いたり牡丹が動いて「沈む」行為をするわけはありません。
でも作者にはそう感じられ自ずとこのような言葉が発せられたのでしょう。
作者独特の感性ですね。「白牡丹」と「夜」の対比もいいですね。
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私は牡丹を見ても綺麗だなぁって思っても、作者の様な発想は浮かびません。
俳句的感性が足りないです。
少しでも感性を磨くように努力致します。
撮影場所 東京都中野区 東福寺