ナンテン(南天)メギ科
ナンテンは「難転」あるいは「成天」に通じることから
日本では古くから縁起木、厄除けとして庭の鬼門に植えたり
正月などの祝事に使い、重箱に葉を添えるなどの習慣がある。
うちの祖母が生前
「南天は不浄を清めると言うから、お手洗いの外に植えておくと良い」
と言っていたのを思い出す。
縁起木だとか、厄除けになるとか
南天の箸は食あたりを防ぐとか、長寿祈願の意もあるとか
そんな話をしてくれたのも祖母だ。
その祖母も、95歳の天寿を全うしてもう3年半が経つ。
私が生まれた時、母方の祖父母、父方の祖父はもうこの世にいなかった。
唯一お婆ちゃんと呼べる人だった祖母。
同居していたものの、極端に口数の少ない祖母だったので
そんなにたくさん話をした記憶はないが、南天の話だけは覚えている。
四〇そこそこで夫を事故で失い
それから女手ひとつで子供達を育ててきた祖母。
何事もマイペースで頑固なとこもあったが
口数が少ないから、人の悪口とか愚痴とかは一度も聞いた事がなかった。
祖母がしてきた苦労は並大抵ではなかったろう。
祖母はひとり、南天を見ては「難転」とつなぎあわせ
災いを他に転じながら、強く静かに生きてきたのかもしれない。
今となっては祖母の思いを聞くすべはないけど。。。
我が家の南天は家の南西に植わってましたけど、赤と白が一緒に植えてあります。
南天にまつわる話で、亡くなられたお婆ちゃんを思い出されましたか…とっても優しいお婆ちゃんだったんでしょうね。
南天と難転…なるほど!! そういうものの見方もあるんですね。
とっても 良いお話を聞かせていただきました。
植木屋さんにみてもらったんだけど、今まで実がなってたのが一切ならないの。
父と関係があるんでしょ?って植木屋さんが言ってた。
生きてるんだよね~
もう随分前の事のような気がするので
覚えていらっしゃらないかもしれませんが・・・
この3ヶ月という間、1回もお邪魔する事無く過ぎてしまい、失礼いたしました。
復活しました。
新しくブログを始めることにしました。
相変わらずの不定期更新になりそうですが・・・。
とりあえず、挨拶に伺いました。
また遊びに来ます。(*- -)(*_ _)ペコリ
しっかりもののお祖母様だったんでしょうね。私も悪口や愚痴は言わない方ですが、お祖母様とは苦労が違うから比較にはなりません。
南天の話は子供のころに聞かされました。
ナンテン風のヒイラギナンテンは家の門に植えるといいますね。
こんな事云うとちょびママさんに、「てめぇ何年人間やってんだよ苔生えてるんじゃねぇか!」(ごめんなさーい、ちょびママさんはこんな下品な言葉は使わなかったよね)なんて叱られそうだけど、本当に知らなかったんでーす
又又又賢くなったけど、この先老化脳の活性化を考えなくっちゃね
しかし女性が職業を持たなかった昔の方の苦労は想像を絶するものがありますね。
うちも南天は便所の前に植えると聞いていたので植えました。不浄を清めるからだったんですね。また1つ勉強になりました。
先ほど九州より戻りました。時間が惜しいので駆け足で巡るので、のんびりとはしていられませんでした。
今年はナンテンの実がすごかったですね。九州でもまだたくさん見かけました。
今年もよろしくお願いいたします。
ここ笑うとこです。
ごめんなさい、正月そうそう柄にもないことを…
ほんとこの手のユーモアというかシャレっ気、ありません。
私には4人の祖母がいるのですが、誰ひとり顔を憶えていません。
年とってから生まれた子供ですから、外から見ると、祖父母に見られるような両親(ちょびママさんのおばあさまくらいの年です)でした。
明治の女は強いです。