1964年2月にはこんな曲が流行していました。
①ワシントン広場の夜は更けて ヴィレッジ・ストンパーズ
②恋のパームスプリングス トロイ・ドナヒュー
③サンフランシスコの思い出 ブレンダ・リー
④僕のマシュマロちゃん ショニー・シンバル
⑤素敵なメモリー ジョニー・ソマーズ
⑥レッツ・メイク・ア・メモリー クリフ・リチャード
⑦愛しのラナ ヴェルヴェッツ
⑧フォーゲット・ヒム ボビー・ライデル
⑨ドミニク スール・スーリール
⑩カム・バック・トゥ・ミー ロイ・オービソン
⑪プリーズ・プリーズ・ミー ビートルズ
『ワシントン広場の夜は更けて』が独走して、それをトロイ・ドナヒューの『恋のパームスプリングス』が
猛追する展開になっていきます。
今週の新曲としてはクリフ・リチャードの『レッツ・メイク・ア・メモリー』がベストテン入りしました。
他にもボビー・ライデルの『フォーゲット・ヒム』、ロイ・オービソンの『カム・バック・トゥ・ミー』が
ランクインしていますが、二曲とも私の記憶には残っていません。
そしてとうとう私が一番忌み嫌うビートルズが登場してベストテンを荒らし始めます。
↓はクリフ・リチャードの『レッツ・メイク・ア・メモリー』 YOUTUBEより
ベストテン入りはしませんでしたが、ドリフターズの『ラストダンスは私に』、映画『突然炎のごとく』で劇中に
ジャンヌ・モローが唄った『つむじ風』、ギリシャ映画『春のめざめ』の主題歌などもこの頃のヒット曲でした。
『ラストダンスは私に』はダリダや越路吹雪などですでに日本でもシャンソンとして知られた曲てしたが、
意外にも米国産で、ドリフターズが1960年にリリースして全米No.1のミリオンヒットとなっていました。当時、
日本では全く話題にすら上りませんでしたが、越路吹雪の持ち歌としてロング・セラーになり、この時期に
やっと本命盤として登場しました。ちなみにドリフターズの1960年日本で発売されたレコードのタイトルは
『今宵の思い出に』だったそうです。
↓はドリフターズの『ラストダンスは私に』 YOUTUBEより
このメーン・ヴォーカルはベン・E・キングです。
コメントありがとうございます。
私がビートルズを忌み嫌う理由を
説明するつもりはありませんが、
戦後の洋楽をほぼリアルタイムで聞き、
その流れを実際に体感された方にしか
分かってもらえないでしょう。
🎶は音符だったのです。