【誕生日】
☆リチャード・ウィドマーク Richard Widmark (1914.12.26~2008.3.24)
冷酷な悪役から始まって渋さの光る準主役など幅広い役どころをこなしたハリウッド俳優です。
ミネソタ州サンライズの中流家庭に生まれ、レイク・フォレスト大学で法律を学んだ後、同校の弁論・演劇の講師になるうちに
演劇に夢中になり俳優を目指し、1938年にラジオに出演しブロードウェイの舞台に立つようになりました。1947年にヘンリー・
ハサウェイ監督の『死の接吻』の殺し屋役で映画デビューを果たし、この時に演じた冷酷無残な演技が語り草となりました。
次いで1948年の『情無用の街』でも非情なギャングのボスを演じ、ニューロティック・アウトサイダーとしての地位を確立し、
以後もギラギラ光る眼と冷酷な薄笑いで観客に恐怖をまき散らし、“ハイエナ”とまで呼ばれました。
1950年代に入ると悪役からイメージ・チェンジをはかり、スリラー、西部劇、戦争映画などで性格俳優としての出演が多くなり、
特に1961年の『ニュールンベルグ裁判』では俳優としての真価を問う演技を見せてくれました。
【主要出演作品】
1947年『死の接吻』Kiss of Death
1948年『情無用の街』The Street with No Name
1950年『街の野獣』Night And The City
1950年『暗黒の恐怖』Panic In The Streets
1952年『ノックは無用』Don't Bother to Knock
1952年『人生模様』O. Henry's Full House
1954年『悪の花園』Garden Of Evil
1954年『折れた槍』Broken Lance
1957年『聖女ジャンヌ・ダーク』Saint Joan
1958年『ゴーストタウンの決斗』The Law And Jake Wade
1958年『愛のトンネル』The Tunnel of Love
1959年『ワーロック』Warlock
1960年『アラモ』The Alamo
1961年『馬上の二人』Two Rode Together
1961年『ニュールンベルグ裁判』Judgment at Nuremberg
1962年『西部開拓史』How the West Was Won
1963年『長い船団』The Long Ships
1964年『あしやからの飛行』Flight from Ashiya
1964年『シャイアン』Cheyenne Autumn
1966年『アルバレス・ケリー』Alvarez Kelly
1968年『刑事マディガン』Madigan
【ご命日】
★ハワード・ホークス Howard Hawks (1893.5.30~1977.12.26)
「作家主義」を旗印に幅広いジャンルで男性的な作品を撮り続けたハリウッドの映画監督。
主な監督作品として『暗黒街の顔役』『コンドル』『脱出』『赤い河』『リオ・ブラボー』『ハタリ!』などがある。
★シルヴァ・コシナ Sylva Koscina (1933.8.22~1994.12.26)
『鉄道員』でデビューし注目されましたがその後は作品に恵まれずB級作品に終始したイタリアの女優。
主な出演作品として『鉄道員』『ヘラクレス』『放浪の剣豪』『もしお許し願えれば女について話しましょう』などがある。