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昨日は冬至だったんですね。
ということで、今日の一枚目の写真は、
アポロとかぼちゃの画像を選んでみました。
そして昨日は、アポロが亡くなってからの初七日にあたりました。
急にアポロがいなくなってからの生活は、とにかく違和感だらけでしたが、
その違和感も少しずつ薄らいでいき、少しずつ慣れてきた最近。
その慣れで、
アポロのことを忘れていきそうになるのが怖くて、
そんな感覚が嫌でしたが、
いや、そうではないんだな…、
薄れていくのは“アポロを失ったショック”だけで、
アポロのことは忘れたくても忘れられるはずがないんだから、
こうやって少しずつ今の生活に慣れていこう…、
そんなことを思い始めている最近です。
皆さんがおっしゃってくださってるように、
ホントにアポロは可愛くていい子で、かけがえのない子だったってことですね。
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さて今日は、
アポロの火葬について書かせていただきたいと思います。
アポロが亡くなってから2日後、
12月18日に火葬を無事に済ませることが出来ましたので、
改めてご報告させていただきます。
火葬をしてくれる業者さんはインターネットで調べました。
いろいろとあったんですが、やっぱり避けたいのは、
「所詮ペット。ついでに焼いてやる」的な業者…。
最近でも話題になったニュースがありましたよね。
ペットの火葬を頼んだのに、実際は火葬をせずに土手にまとめて遺体を捨てられていた、
…なんてことが。
そうならないためにも、
某小売業の大手企業がペット葬祭の仲介をしているサイトを見てみたのですが、
安心感がある分、やはり費用が高い…!
アポロを精一杯送り出してやりたい気持ちはあるけれど、
現実的な予算もあるので、結局地元でも有名なペット霊園を運営している、
「ペット霊園あすか」さんにお願いすることにしました。
「緑のペット霊園 あすか」HP
http://www.memorial-asuka.co.jp/
実は病院で用意してくださったアポロの棺も、
この「あすか」さんのものでした。
地元のワン友さんに聞いても、このあすかさんを利用している人は多く、
ウチからもとても近い距離にあり、費用も安心できる額。
前日に予約の電話を入れた時も、
愛するペットを亡くした飼い主の心情を汲み取るかのような、
とても真摯で丁寧な対応をしてくださいました。
ウチはアポロを連れて行くための車を持ってないので、その事も伝えると、
お迎えのサービスが無料であるとのことなので、そちらもお願いすることにしました。
火葬は11時半から。
車のお迎えは11時に来てくれるとのこと。
当日は朝8時に起き、
迎えが来るまでの間、アポロの体と最後のお別れをしました。
昨夜一緒に寝ていた布団からアポロをそっと抱きかかえ、
再び棺へ戻す私。
そして、その棺の中に再びお花を添えました。
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そして、棺の前には前日と同じようにまた食べ物を新しく用意しました。
チーズ乗せハンバーグ、ポルトガル風チーズ入りコロッケ、
かぼちゃ&チーズのポタージュ、いつものフード、ちょびっとミルク入りの飲み水やおやつ…。
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そして私も朝食と昼食を兼ねた食事をアポロと一緒に取りました。
そうそう、
人間の場合はあの世への旅立ちのとき、
旅の費用や三途の川の渡河料金として、六文銭を持たせるということなので、
アポロにもそれと同じような意味も込めて、
フードやおやつを持たせてあげました。
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アポロ、チーズも入れておいたよ。
フードを入れたケースにもタオルにもアポロの名前が入ってるからさ、
「ボク、アポロです。よろしくお願いします」
って言って、迎えに来た人にこれ渡してちゃんと案内してもらうんだよ。
ま、アポロの場合、途中で自分で食べちゃうかもしれないけど(笑)、
それも見越してちょっと多めに入れといたから。
そして、最近アポロがすごく食いついて遊んでくれた、
さんまのおもちゃも一緒に棺へ入れさせてもらいました。
11時。
あすかさんの迎えがやって来ました。
チャイムが鳴ったのでドアを開けると、
そこに立っていたのは、きちんと喪服を着たスタッフさん。
そしてその場でアポロの棺を受け取り、車に乗せてくれました。
車も人間が数人乗れるファミリータイプのバンで、
アポロは後部ハッチを開けたところに。
このサイズなら当然大型犬を乗せることも出来るでしょう。
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霊園に着くと、
アポロは葬儀用の建物へ移されスタッフさんたちによる準備が進められました。
飼い主は待合室へ通され、そこで書類の記入や説明を受けます。
このあすかさんは霊園として、一連の葬儀からペットの納骨も出来ますが、
火葬だけでも受けてくれるようです。
そして葬儀(火葬)の種類も3種類あり、
合同葬、個人葬(一任葬)、立ち会い葬を含めた個人葬。
合同葬は、他のペットと一緒に火葬。返骨はなし。
個人葬は、その子1匹ずつによる火葬で、
お骨上げはスタッフさんが行い、骨壷に入れられたお骨を受け取ることが出来ます。
立ち会い葬を含めた個人葬は、
その子1匹だけを火葬し、
お骨上げの時にはお骨がまず体の形にきれいに並べられ、
それを飼い主の手で拾うことが出来、もちろんお骨も受け取ることが出来る、
というものです。
ウチは費用の関係で個人葬をお願いすることにしました。
まだ愛犬の葬儀を行ったことのない方々のための参考として書かせていただくと、
個人葬の費用は、体重5kgのアポロの場合で、29000円でした。
この中には「遺毛取り」というサービスも望めば加えてもらうことが出来、
ウチもアポロの毛を少し切ってもらって半紙にくるんでもらいました。
(ちなみに分骨もしてくれます。その場合は追加の骨壷代、骨袋代は別途発生)
そういえばウチのアポロの場合、
生まれつき肋骨が1本足りなかったので、
もし立ち会いの個人葬を選んでいたら、
お骨を並べてるスタッフさん、戸惑ってたかもしれませんね。
「あれ、骨が1本どっかいっちゃったっ!(汗)」…みたいな(笑)。
話を元に戻します。
それから、火葬の前に人間の場合でいうところのお葬式にあたる、
「お別れ式」というのも行ってくれました。
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お花がたくさん供えられた祭壇がある部屋に棺が置かれ、
そのアポロの棺には、さらにたくさんのお花が添えられ、
そこで、最後のお線香をあげ、家族が大勢参列した場合は一人ずつお花を添え、
最後のお別れをすることが出来ます。
そしてそのあとに、先ほど書いた「遺毛取り」を、
スタッフさんが目の前でやってくれます。
もう一度アポロの頭を撫で、涙で目を潤ませながら、
いよいよ最後のお別れをする私。
アポロ…、本当にありがとう。
楽しい12年間だったよ…。
すべてのお別れ式が済むと、スタッフさんら(二人)が、
アポロや私に深々と頭を下げ、
それはそれは丁寧にアポロの体を運びだしてくれました。
さようならアポロ…。
アポロが火葬される間は待合室で待ちます。
ペットの体の大きさによって火葬が終わる時間に違いはあるそうですが、
アポロの場合は1時間くらいとのことでした。
待ってる間、少し霊園の中を歩いてみました。
今日は朝からものすごくいい天気です。
雲がほとんどなく青い空が広がっています。
こんな日にアポロを送り出してやれたことが何よりも幸せです。
霊園にはたくさんのペットのお墓がありました。
見ていると、どのお墓にも飼い主さんによるものすごく深い愛情を感じました。
お花はもちろん、
ソーラーで動くおもちゃなども見受けられ、
それらはやはり少しでも愛犬が寂しがらないようにと願う
飼い主さんの愛情の表れなんだろうなぁと感じずにはいられませんでした。
それからこの時期のものとして、
クリスマスの華やかで楽しそうな置物が供えられているのも見ました。
やっぱりどの飼い主さんも愛犬や猫ちゃんのことを深く深く愛してたんですねぇ。
ふと先ほどの建物の方を見ると、煙突が…。
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煙こそ出てませんでしたが、
煙突の先の空気がゆらゆらと熱で揺れているのが確認できました。
アポロが天に昇っている…。
意外ともう涙は出ずに、
それよりも、アポロを無事に旅立たせてあげられたという安心感で、
私の心はホッとしていました…。
アポロ、本当にさようならだね…。
待合室に戻ると、
そこにはいろいろなメモリアルグッズが展示されていました。
ペット用仏壇から、遺毛ペンダント、
ペットカロートと呼ばれる部屋に置けるペット墓地、
犬猫をあしらった御香立てなんていう可愛らしいものまでありました。
お骨や遺毛を入れるペンダントなんかはいいかもしれませんね。
まあこれらはネット通販で扱ってるショップも多いようなので、
後日改めて探してみてもいいかもしれません。
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最初に告げられたように1時間ほどするとスタッフさんがやって来ました。
手にはアポロのお骨が入った骨壷…。
私が座ってるソファの前のテーブルに、
そ~っとやさしく骨壷が置かれ、中を見せてくれました。
白い頭蓋骨、喉仏の骨など…。
ああ…、ゆうべ抱きしめたアポロのあの体、
本当にあれが最後だったんだ…。
少しずつ現実を受け入れていく自分。
骨壷は丁寧に骨袋に入れられました。
そして、アポロの最期の治療をしてくださった動物病院からも
お花が届けられたということで受け取りました。
ありがとうございます。
アポロ、無事に送り出せてあげてよかったよ…。
皆さん、本当にありがとうございました。
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帰りの車のサービスはないので、タクシーで帰ってくることに。
家に帰るとアポロのお骨を前にもう一度会話です。
アポロォ…、
パパが作って食べさせたムースがきっかけで、
アポロはこんなことになってしまった。
病院へ連れて行くのも遅すぎた…。
パパはしばらくそのことですごく苦しんでいたけどね、
ブログを読んでくださったたくさんの皆さんが言っているんだよ。
「自分を責めないでください。アポロくんほど幸せな子はいませんでしたよ」
って。
だからそういう自分を責める考えはしないようにした。
むしろ、最後にパパさんの手作りのおやつを食べさせてあげられて、
しかもそれをものすごく美味しそうに食べてくれたんだから、
こんな幸せなことはないな、とも考えられるようになった。
アポロがそれはそれは美味しそうに夢中で食べてくれた姿は、
パパにとっても何より嬉しいことだから、
このことも、アポロとの楽しい大切な思い出のひとつとして心に残しておきたいもんね。
今、アポロとの12年間を、
写真を見ながらたくさんたくさん思い出してるよ。
12年前、ウチに来た時、
ホントに可愛くて仕方がなかったヨ。
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あれから12年かぁ…。
まさかこの時は、
果物屋さんごっこやったり、忍者の真似させられたり、
羊のコスプレさせられたりするとは思ってなかっただろうねぇ…(笑)。
12年前の11月3日、
まだわけもわからずに車に乗せられて、我が家にやってきたキミ。
犬の飼い方なんてよくわからないのに迎えてしまったから、
アポロの考えてることも全然理解しようとせず、
アポロを不安にさせてしまうことも多かったと思う。
でも、
一人では決して生きていけないような小さなキミを見ていると、
なにがなんでも守らなくちゃ…!
つらい思いは絶対させない!
この世に生まれてきた幸せと楽しさをたくさん体験させてあげなくちゃ!
そう思って、そりゃぁ必死で、
いつもいつもキミのことばかりを考えて暮らしてきた。
それがだんだんと大きくなってたくましくなってきて、
パパさんの遊びにも楽しそうに付き合ってくれるようになってきたキミ。
アポロ、アポロ、アポロ…!
もう可愛くてしょうがなかった。
でもね、
アポロの姿はもうパパさん見えないんだ…。
まだそれが慣れなくてね…。
そばにいてくれてるのはなんとなくわかるんだけどね…。
アポロの姿がパパさんにはもう見えないんだ…。
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アポロ「あらら、また泣いてるよパパさん。いつまでもメソメソしてちゃダメだよ!」
うん。そうだよね。
そうやってアポロはいつもそばにいてくれてるんだもんね。
はいはい。
しっかりやるから、安心して。
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夜には、簡単ですがアポロの仏壇スペースを設けました。
お骨を置いて、写真を置いて香炉を置いて、おやつをお供えして…。
こんな簡単な仏壇ですが、
実はこのあと、水彩画やダックスステッカーを通して、
ウチの住所や私の本名を知っているブログの読者の方々から、
次々とお花、そしてお香典まで届き、
この仏壇がどんどん豪華になっていくのでした…!
そんな話はまた今度…!
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アポロ「じゃあ今日もみんなのところ遊びに行ってきま~す♪サンタより忙しい~☆」
改めてアポロにいただいた追悼コメントにお礼を申し上げます。
私と同じよう泣いてくださり、
アポロを偲んで下さる方々がこんなにたくさんいることに驚き、
そしてただただ感謝の気持ちでいっぱいです。
そして私へのお気遣いもたくさんあり恐縮しております。
正直、皆さんからここまでたくさんのお声を寄せて頂いてなかったら、
潰れていたのは事実です。
本当にありがとうございます。
ブリンドルくんのママさん、kanaさん、小室さん、からすさん、国生先生、
アン母さん、frige5frigeさん、Abyさん、けんたろうさん、よりりんさん、
わんこみどりさん、ケビンパパの大塚さん、あこさん、りんの母さん、
ぷりんままさん、とんさん、あいわんずさん、パールママさん、
チェリーのママさん、フェアリママのゆうこさん、レイちゃんのママさん、
エディママさん、マー君の実家のHOTDOGさん、しんじさん、松本さん、
MARUYAMAさん、更井さん、平松さん、さんぱちさん、チビチャママさん、
kumaさん、ナナママさん、裕ママさん、でにぃさん、たかさん、
アポロ君のファンさん、リンク母さん、リトくんママさん、みーちゃん、
kabocoさん、おがわさん、やっぱり獣好きさん、バッハママさん、みーこさん、
うさこさん、うっかりママさん、猫の手&モモ☆アンさん、Koma Nahoさん、
ハナチョコさん、うっすらぱーこさん、びび母さん、こっちゃんママさん、
あゆみさん、grace☆♪さん、ねねママさん、くみさん、エルのお姉ちゃん、
かげとらさん、ひーこっくさん、ゆりこさん、イッチさん、ヴィーヴルさん、
つみきさん、Yukaさん、tohizukaさん、@tiara0920さん、Jojoさん、市さん、
ランド君ママさん、葉ωぱさん、ぽよよさん、かずみさん、ゆーままさん、
梅子さん、わんたろうさん、kouさん、とももさん、さささん、ジョイパルママさん、
コムギさん、侑馨里ママさん、keikoさん、うよさん、いいだ(編集長)さん、
ちょこママさん、るあんさん、桃の缶詰さん、まりんさん。
感謝してます。
◇お知らせ◇
アポロが虹の橋へ旅立ってからのご報告記事を、
「アポロ・メモリアル」というカテゴリーにまとめましたので、
こちらでまとめて読むことが出来ます。
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今までランキング応援ありがとうございました。
みなさまがいつも1位に押し上げてくださっていたことで、
たくさんの人がアポロのブログの存在を知ってくださり、訪問してくださいました。
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ということで、今日の一枚目の写真は、
アポロとかぼちゃの画像を選んでみました。
そして昨日は、アポロが亡くなってからの初七日にあたりました。
急にアポロがいなくなってからの生活は、とにかく違和感だらけでしたが、
その違和感も少しずつ薄らいでいき、少しずつ慣れてきた最近。
その慣れで、
アポロのことを忘れていきそうになるのが怖くて、
そんな感覚が嫌でしたが、
いや、そうではないんだな…、
薄れていくのは“アポロを失ったショック”だけで、
アポロのことは忘れたくても忘れられるはずがないんだから、
こうやって少しずつ今の生活に慣れていこう…、
そんなことを思い始めている最近です。
皆さんがおっしゃってくださってるように、
ホントにアポロは可愛くていい子で、かけがえのない子だったってことですね。
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さて今日は、
アポロの火葬について書かせていただきたいと思います。
アポロが亡くなってから2日後、
12月18日に火葬を無事に済ませることが出来ましたので、
改めてご報告させていただきます。
火葬をしてくれる業者さんはインターネットで調べました。
いろいろとあったんですが、やっぱり避けたいのは、
「所詮ペット。ついでに焼いてやる」的な業者…。
最近でも話題になったニュースがありましたよね。
ペットの火葬を頼んだのに、実際は火葬をせずに土手にまとめて遺体を捨てられていた、
…なんてことが。
そうならないためにも、
某小売業の大手企業がペット葬祭の仲介をしているサイトを見てみたのですが、
安心感がある分、やはり費用が高い…!
アポロを精一杯送り出してやりたい気持ちはあるけれど、
現実的な予算もあるので、結局地元でも有名なペット霊園を運営している、
「ペット霊園あすか」さんにお願いすることにしました。
「緑のペット霊園 あすか」HP
http://www.memorial-asuka.co.jp/
実は病院で用意してくださったアポロの棺も、
この「あすか」さんのものでした。
地元のワン友さんに聞いても、このあすかさんを利用している人は多く、
ウチからもとても近い距離にあり、費用も安心できる額。
前日に予約の電話を入れた時も、
愛するペットを亡くした飼い主の心情を汲み取るかのような、
とても真摯で丁寧な対応をしてくださいました。
ウチはアポロを連れて行くための車を持ってないので、その事も伝えると、
お迎えのサービスが無料であるとのことなので、そちらもお願いすることにしました。
火葬は11時半から。
車のお迎えは11時に来てくれるとのこと。
当日は朝8時に起き、
迎えが来るまでの間、アポロの体と最後のお別れをしました。
昨夜一緒に寝ていた布団からアポロをそっと抱きかかえ、
再び棺へ戻す私。
そして、その棺の中に再びお花を添えました。
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そして、棺の前には前日と同じようにまた食べ物を新しく用意しました。
チーズ乗せハンバーグ、ポルトガル風チーズ入りコロッケ、
かぼちゃ&チーズのポタージュ、いつものフード、ちょびっとミルク入りの飲み水やおやつ…。
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そして私も朝食と昼食を兼ねた食事をアポロと一緒に取りました。
そうそう、
人間の場合はあの世への旅立ちのとき、
旅の費用や三途の川の渡河料金として、六文銭を持たせるということなので、
アポロにもそれと同じような意味も込めて、
フードやおやつを持たせてあげました。
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アポロ、チーズも入れておいたよ。
フードを入れたケースにもタオルにもアポロの名前が入ってるからさ、
「ボク、アポロです。よろしくお願いします」
って言って、迎えに来た人にこれ渡してちゃんと案内してもらうんだよ。
ま、アポロの場合、途中で自分で食べちゃうかもしれないけど(笑)、
それも見越してちょっと多めに入れといたから。
そして、最近アポロがすごく食いついて遊んでくれた、
さんまのおもちゃも一緒に棺へ入れさせてもらいました。
11時。
あすかさんの迎えがやって来ました。
チャイムが鳴ったのでドアを開けると、
そこに立っていたのは、きちんと喪服を着たスタッフさん。
そしてその場でアポロの棺を受け取り、車に乗せてくれました。
車も人間が数人乗れるファミリータイプのバンで、
アポロは後部ハッチを開けたところに。
このサイズなら当然大型犬を乗せることも出来るでしょう。
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霊園に着くと、
アポロは葬儀用の建物へ移されスタッフさんたちによる準備が進められました。
飼い主は待合室へ通され、そこで書類の記入や説明を受けます。
このあすかさんは霊園として、一連の葬儀からペットの納骨も出来ますが、
火葬だけでも受けてくれるようです。
そして葬儀(火葬)の種類も3種類あり、
合同葬、個人葬(一任葬)、立ち会い葬を含めた個人葬。
合同葬は、他のペットと一緒に火葬。返骨はなし。
個人葬は、その子1匹ずつによる火葬で、
お骨上げはスタッフさんが行い、骨壷に入れられたお骨を受け取ることが出来ます。
立ち会い葬を含めた個人葬は、
その子1匹だけを火葬し、
お骨上げの時にはお骨がまず体の形にきれいに並べられ、
それを飼い主の手で拾うことが出来、もちろんお骨も受け取ることが出来る、
というものです。
ウチは費用の関係で個人葬をお願いすることにしました。
まだ愛犬の葬儀を行ったことのない方々のための参考として書かせていただくと、
個人葬の費用は、体重5kgのアポロの場合で、29000円でした。
この中には「遺毛取り」というサービスも望めば加えてもらうことが出来、
ウチもアポロの毛を少し切ってもらって半紙にくるんでもらいました。
(ちなみに分骨もしてくれます。その場合は追加の骨壷代、骨袋代は別途発生)
そういえばウチのアポロの場合、
生まれつき肋骨が1本足りなかったので、
もし立ち会いの個人葬を選んでいたら、
お骨を並べてるスタッフさん、戸惑ってたかもしれませんね。
「あれ、骨が1本どっかいっちゃったっ!(汗)」…みたいな(笑)。
話を元に戻します。
それから、火葬の前に人間の場合でいうところのお葬式にあたる、
「お別れ式」というのも行ってくれました。
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お花がたくさん供えられた祭壇がある部屋に棺が置かれ、
そのアポロの棺には、さらにたくさんのお花が添えられ、
そこで、最後のお線香をあげ、家族が大勢参列した場合は一人ずつお花を添え、
最後のお別れをすることが出来ます。
そしてそのあとに、先ほど書いた「遺毛取り」を、
スタッフさんが目の前でやってくれます。
もう一度アポロの頭を撫で、涙で目を潤ませながら、
いよいよ最後のお別れをする私。
アポロ…、本当にありがとう。
楽しい12年間だったよ…。
すべてのお別れ式が済むと、スタッフさんら(二人)が、
アポロや私に深々と頭を下げ、
それはそれは丁寧にアポロの体を運びだしてくれました。
さようならアポロ…。
アポロが火葬される間は待合室で待ちます。
ペットの体の大きさによって火葬が終わる時間に違いはあるそうですが、
アポロの場合は1時間くらいとのことでした。
待ってる間、少し霊園の中を歩いてみました。
今日は朝からものすごくいい天気です。
雲がほとんどなく青い空が広がっています。
こんな日にアポロを送り出してやれたことが何よりも幸せです。
霊園にはたくさんのペットのお墓がありました。
見ていると、どのお墓にも飼い主さんによるものすごく深い愛情を感じました。
お花はもちろん、
ソーラーで動くおもちゃなども見受けられ、
それらはやはり少しでも愛犬が寂しがらないようにと願う
飼い主さんの愛情の表れなんだろうなぁと感じずにはいられませんでした。
それからこの時期のものとして、
クリスマスの華やかで楽しそうな置物が供えられているのも見ました。
やっぱりどの飼い主さんも愛犬や猫ちゃんのことを深く深く愛してたんですねぇ。
ふと先ほどの建物の方を見ると、煙突が…。
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煙こそ出てませんでしたが、
煙突の先の空気がゆらゆらと熱で揺れているのが確認できました。
アポロが天に昇っている…。
意外ともう涙は出ずに、
それよりも、アポロを無事に旅立たせてあげられたという安心感で、
私の心はホッとしていました…。
アポロ、本当にさようならだね…。
待合室に戻ると、
そこにはいろいろなメモリアルグッズが展示されていました。
ペット用仏壇から、遺毛ペンダント、
ペットカロートと呼ばれる部屋に置けるペット墓地、
犬猫をあしらった御香立てなんていう可愛らしいものまでありました。
お骨や遺毛を入れるペンダントなんかはいいかもしれませんね。
まあこれらはネット通販で扱ってるショップも多いようなので、
後日改めて探してみてもいいかもしれません。
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最初に告げられたように1時間ほどするとスタッフさんがやって来ました。
手にはアポロのお骨が入った骨壷…。
私が座ってるソファの前のテーブルに、
そ~っとやさしく骨壷が置かれ、中を見せてくれました。
白い頭蓋骨、喉仏の骨など…。
ああ…、ゆうべ抱きしめたアポロのあの体、
本当にあれが最後だったんだ…。
少しずつ現実を受け入れていく自分。
骨壷は丁寧に骨袋に入れられました。
そして、アポロの最期の治療をしてくださった動物病院からも
お花が届けられたということで受け取りました。
ありがとうございます。
アポロ、無事に送り出せてあげてよかったよ…。
皆さん、本当にありがとうございました。
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帰りの車のサービスはないので、タクシーで帰ってくることに。
家に帰るとアポロのお骨を前にもう一度会話です。
アポロォ…、
パパが作って食べさせたムースがきっかけで、
アポロはこんなことになってしまった。
病院へ連れて行くのも遅すぎた…。
パパはしばらくそのことですごく苦しんでいたけどね、
ブログを読んでくださったたくさんの皆さんが言っているんだよ。
「自分を責めないでください。アポロくんほど幸せな子はいませんでしたよ」
って。
だからそういう自分を責める考えはしないようにした。
むしろ、最後にパパさんの手作りのおやつを食べさせてあげられて、
しかもそれをものすごく美味しそうに食べてくれたんだから、
こんな幸せなことはないな、とも考えられるようになった。
アポロがそれはそれは美味しそうに夢中で食べてくれた姿は、
パパにとっても何より嬉しいことだから、
このことも、アポロとの楽しい大切な思い出のひとつとして心に残しておきたいもんね。
今、アポロとの12年間を、
写真を見ながらたくさんたくさん思い出してるよ。
12年前、ウチに来た時、
ホントに可愛くて仕方がなかったヨ。
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あれから12年かぁ…。
まさかこの時は、
果物屋さんごっこやったり、忍者の真似させられたり、
羊のコスプレさせられたりするとは思ってなかっただろうねぇ…(笑)。
12年前の11月3日、
まだわけもわからずに車に乗せられて、我が家にやってきたキミ。
犬の飼い方なんてよくわからないのに迎えてしまったから、
アポロの考えてることも全然理解しようとせず、
アポロを不安にさせてしまうことも多かったと思う。
でも、
一人では決して生きていけないような小さなキミを見ていると、
なにがなんでも守らなくちゃ…!
つらい思いは絶対させない!
この世に生まれてきた幸せと楽しさをたくさん体験させてあげなくちゃ!
そう思って、そりゃぁ必死で、
いつもいつもキミのことばかりを考えて暮らしてきた。
それがだんだんと大きくなってたくましくなってきて、
パパさんの遊びにも楽しそうに付き合ってくれるようになってきたキミ。
アポロ、アポロ、アポロ…!
もう可愛くてしょうがなかった。
でもね、
アポロの姿はもうパパさん見えないんだ…。
まだそれが慣れなくてね…。
そばにいてくれてるのはなんとなくわかるんだけどね…。
アポロの姿がパパさんにはもう見えないんだ…。
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アポロ「あらら、また泣いてるよパパさん。いつまでもメソメソしてちゃダメだよ!」
うん。そうだよね。
そうやってアポロはいつもそばにいてくれてるんだもんね。
はいはい。
しっかりやるから、安心して。
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夜には、簡単ですがアポロの仏壇スペースを設けました。
お骨を置いて、写真を置いて香炉を置いて、おやつをお供えして…。
こんな簡単な仏壇ですが、
実はこのあと、水彩画やダックスステッカーを通して、
ウチの住所や私の本名を知っているブログの読者の方々から、
次々とお花、そしてお香典まで届き、
この仏壇がどんどん豪華になっていくのでした…!
そんな話はまた今度…!
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アポロ「じゃあ今日もみんなのところ遊びに行ってきま~す♪サンタより忙しい~☆」
改めてアポロにいただいた追悼コメントにお礼を申し上げます。
私と同じよう泣いてくださり、
アポロを偲んで下さる方々がこんなにたくさんいることに驚き、
そしてただただ感謝の気持ちでいっぱいです。
そして私へのお気遣いもたくさんあり恐縮しております。
正直、皆さんからここまでたくさんのお声を寄せて頂いてなかったら、
潰れていたのは事実です。
本当にありがとうございます。
ブリンドルくんのママさん、kanaさん、小室さん、からすさん、国生先生、
アン母さん、frige5frigeさん、Abyさん、けんたろうさん、よりりんさん、
わんこみどりさん、ケビンパパの大塚さん、あこさん、りんの母さん、
ぷりんままさん、とんさん、あいわんずさん、パールママさん、
チェリーのママさん、フェアリママのゆうこさん、レイちゃんのママさん、
エディママさん、マー君の実家のHOTDOGさん、しんじさん、松本さん、
MARUYAMAさん、更井さん、平松さん、さんぱちさん、チビチャママさん、
kumaさん、ナナママさん、裕ママさん、でにぃさん、たかさん、
アポロ君のファンさん、リンク母さん、リトくんママさん、みーちゃん、
kabocoさん、おがわさん、やっぱり獣好きさん、バッハママさん、みーこさん、
うさこさん、うっかりママさん、猫の手&モモ☆アンさん、Koma Nahoさん、
ハナチョコさん、うっすらぱーこさん、びび母さん、こっちゃんママさん、
あゆみさん、grace☆♪さん、ねねママさん、くみさん、エルのお姉ちゃん、
かげとらさん、ひーこっくさん、ゆりこさん、イッチさん、ヴィーヴルさん、
つみきさん、Yukaさん、tohizukaさん、@tiara0920さん、Jojoさん、市さん、
ランド君ママさん、葉ωぱさん、ぽよよさん、かずみさん、ゆーままさん、
梅子さん、わんたろうさん、kouさん、とももさん、さささん、ジョイパルママさん、
コムギさん、侑馨里ママさん、keikoさん、うよさん、いいだ(編集長)さん、
ちょこママさん、るあんさん、桃の缶詰さん、まりんさん。
感謝してます。
◇お知らせ◇
アポロが虹の橋へ旅立ってからのご報告記事を、
「アポロ・メモリアル」というカテゴリーにまとめましたので、
こちらでまとめて読むことが出来ます。
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今までランキング応援ありがとうございました。
みなさまがいつも1位に押し上げてくださっていたことで、
たくさんの人がアポロのブログの存在を知ってくださり、訪問してくださいました。
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でも、「火葬」って言葉は、胸に突き刺さりますね。大事なかけがえのない子の姿を無い物にしないといけない・・・
ホントですね。もう姿は見えないのですね。辛いし、涙が止まらないですが、でも・・・目を閉じたら、鮮やかにその姿がよみがえり、話しかけてくれますよね。
それは、この先ず~っと続き、無くなる事はないと思います。
事あるごとに、そのアポロちゃんに話しかけ、一緒に一喜一憂してください。アポロちゃんは裏切る事なく、パパさんと気持ちを分かち合ってくれますよ!
「パパさん、ボクを忘れないでね!いつも一緒だよ」
アポロちゃんをいっぱいいっぱい愛し、幸せにし、そして、アポロちゃんからいっぱいいっぱい愛され、幸せにしてもらった。
宝ですよね、これは。
ブログ、続けてくださいね。
ずっと応援し続けます!(*゜▽゜*)
お疲れ様でした。
心温まる火葬でしたね。
アポロちゃんも…
パパさん~いつも一緒に居るよ~と
言いながら…
虹の橋に渡ったと想います。
良いお天気の中。
ハッピーの時も…
同じ様に良いお天気で~
虹の橋に渡って行きました。
今頃~ハッピーとお友達に成ってるかな?
私もパパさんと同じ。
最初の子で何もわからず…家族に迎えた
ハッピー~今もかけがえのない家族です。
アポロちゃん
姿は見えなくなってしまいましたが
いつまでも~パパさんの傍に居ます。
そして~最高に幸せです。今までもこれからも~
ず~っと。
アポロちゃん
私も出逢えて本当に良かったです。
パパさん
更新されて無くても~
パパさんとアポロちゃんに
毎日逢いに来ます。
パパさんお体大事にして下さいね。
そして~コメントのお名前書いて下さって
ありがとうございます。
アポロ君がいない生活にちょっとずつ慣れて、アポロ君のことを忘れていくのでは・・・パパさんのおっしゃるとおり、忘れませんよ!! はい、断言!!(^^)
前の子たちが亡くなって、5年・3年ですが、自分でもびっくりするぐらい色んなこと覚えています。想い出は褪せません。
アポロくんはパパさんの暖かいハートに包まれて、いつまでもずっとそばにいてくれますよ。
人生の中でこんなに愛し、自分を愛してくれた子がいるなんて幸せですよね(*^^*)
私たちとっても貴重な経験をさせてもらっています(*^^*)
上目遣いも申し分なし!!
チョコ色のアポロくんはどんな洋服でも(コスプレでも^^)背景でも様になるし、
スムース毛だから掃除の手間も省けていいなあ、と
ブラタンを持つ親として、そりゃあアポロくんにあこがれたものです。
アポロくん、大好きなパパさんに見送ってもらってよかったね。
心配性のパパさん、フードやおやつも持たせてくれたんだね。
お友達と分け合って食べてるかな。それとも独り占め?(笑)
まだまだメソメソするからパパさんに寄り添ってあげてね。
ぼくはここにいるよ、ひとりじゃないから!とアピールするんだよ。
パパさん。未公開画像がたんまりあるだろうから、まだまだブログ続きますよね?
落ち着いたらでよいですので、いろんなアポロくん見せてもらえたらHAPPYです。
2人にはあっという間の12年かもしれないけど、12年長い長い12年…。
毎日アポロくんの事ばかり考えて過ごしてきたパパさん。
毎日パパさんの事ばかり考えて過ごしてきたアポロくん。
長~い12年です。アポロくんのブログのお顔を見ればどんなに幸せに暮らしていたかがすぐわかりますね。
本当穏やかな優しいお顔のアポロくん。
そしてきっとパパさんも優しいお顔なんだろうと思います。
小さな時のアポロくんも可愛いですね!
そんな写真も沢山見せて下さい。
ブログどんどん更新して下さいね。
応援してます。
アポロ君に物陰から心配されないようパパさんも元気出して下さい。
涙をティッシュで拭ってみんなに気付かれないように必死でした!(GBMはJUJUさんのやさしさで溢れるように)
(読むタイミング完全に間違えました笑)
火葬に初七日にお疲れ様でした。
アポロ、幸せすぎますね♪
後ですね、ぱぱに一つ感謝とお礼
私は無知で文章力が全くありません。
パパのブログはとても勉強になっています。
私の知らない言葉や単語やキレイな言葉遣いに
すごく為になっています。
今からもパパのブログを元に自分の知らなかった言葉たちを覚えて手帳に書き込ませていただきます!
パパ感謝!ありがとうございます^^
パパご自愛下さいませ。
ほっとしている反面、もしかしたら淋しさも増してきているのではないかと思って少し心配してます。
ずっと前にうちの子がアポロくんによく似ているって言ったことがあったのですが、そんなこともあり、いろんな事がシンクロしてブログを見るたびに涙しています。初めて犬を飼い、どうしたら良いかわからなかったときにパパさんのブログを見つけて、アポロ君がうちの子に見えて(でもアポロくんのほうがずっとおりこうです^_^;)重ねてたところもあったので、まるで自分のことみたいに思えてしまってます。(私もうちの子と二人です)
うまく言えませんが、パパさんにいつも通りの生活が戻り、アポロ君を思い出した時に涙じゃなくて笑顔になれる日が早く来るといいなと思っています。私に同じ事が起きたときに大丈夫だと思えるようにも…。
アポロくんはとっても幸せな一生をパパさんの側で過ごせたと思いますよ。
勝手ながら思い出し泣いてしまいました。・゜・(ノД`)・゜・。
女泣かせの罪な男達ですよ全くヽ(;▽;)ノ笑
やっぱり「やさしさで溢れますように」この曲は
アポロとパパさんを歌っているかのようです。
機会があれば、聴いてみて下さいm(__)m
アポロとパパにやさしさが溢れますように。
お疲れ様でした。
いつもブログを拝見していて、いまでもアポロくんがもういないこと、信じられないです。。。
でも、アポロくんはパパさんと暮らして、たくさん愛してもらって、パパさんをたくさん愛して、本当に幸せな子だったと心から思います。
それだけ伝えたくてコメントさせていただきました。
19日に、近くの神社とお寺にお参りして、アポロくんを守ってくださいってお願いしてきました。
アポロくん、パパさんのそばに、そして心の中にずっといてくれますよね。
私も愛犬との日々を大切にくらしていきたいと思います。
パパさん、がんばって。
アポロくん、パパさんを守ってね。