夜明けのララバイ ＊感想＊

＊　２０１２年３月２６日放送　　第３５回創作テレビドラマ大賞受賞作　＊

創作テレビドラマ大賞受賞作なる情報を得て　期待を大きく持って観てしまったためなのか
少々肩すかしをくらった気分・・・。　ストーリーがありきたりな感じだし・・・・。　
後半では　緑里ちゃんの気合の入ったメイクが気になっちゃったし・・・・・・。

まあ　それでも　全体的なドラマの雰囲気は好き。
様々な過去を抱え　自傷行為を続けながら生きている孤独な叶江（谷村美月）と
明るく振舞いながらも何やら秘密を抱えていそうな緑里（蓮佛美沙子）。
次第に深まる二人の友情や　緑里との出会いと別れによって少しだけ前を向けるようになった叶江の様子が
短い放送時間のなかで丁寧に描かれていたとは思う。
対照的な叶江と緑里・・それぞれのキャラが醸し出す雰囲気が魅力的。
「あなた友達いないでしょ？」という緑里の問いかけに　「あ？ああ・・」と隠すことなくあっさり認める叶江だとか
緑里との交際や　緑里と遠出することを　保護司に伺いを立てる叶江の様子
ふわりとした可愛らしい服を身にまとい　叶江にまとわりつく緑里の言動など
さりげないエピソードのなかで　二人のキャラを魅力的に見せていたのがいい。
女の子同士の友情物語なのだけど　どことなく恋愛めいたものも感じられ
（緑里ににとっては擬似恋愛のようなものよねぇ）
そんな要素が　独特な雰囲気となって表れていた物語だった。　

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