しっかり、じっくり奈々(夏帆)のパートを、
想(目黒蓮)と紬(川口春奈)と奈々の三角関係を描いてきた印象。
衝撃的だった「プレゼントを使い回された感じ」発言や、
奈々に思わず共感したくなる図書館でのエピソード、、
切なさを強く感じる奈々の夢、、
それらを巧みに使って
気持ちの変化や、関係の修復や、前向きさを描いていくストーリーに感心する。
中でも最も心に残ったのは想の夢に対する奈々の言葉。
想が見た音のある夢を、
奈々が声を発していることを、
想の声を奈々が聞けていることを、
「良かった」と受け止める奈々の前向きさにハッとする。
辛いことも、悲しいことも沢山経験しているだろうけれど、
こうして明るく、前を向いて生きてきたのだろう、、
その強さに想は救われたのだろう、、
そんなことを感じさせるエピソードだったわ。
想と紬のエピソードで最も印象に残っているのはやっぱりラストよねぇ。
「え?伝わった?」
「伝わってる?」
「うん、伝わったね」
この紬の呟きが可愛くて好き。
作為的な風味も薄ら感じはしたのだが、
それでもやっぱり可愛い。
想いが伝わる喜びを実感する紬が可愛い。