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聴刻堂日乗

いろいろな時間

老親に寄り添うと決めて、会社を辞めました。
幾名か「退職しなくても」と言ってくれました。

いま思うに、やはり退職して正解だったようです。
というのも、時間が全然違うのです。

勤めていた時、時間は最も大事な資源でした。
時間あたりの成果を最大にすることが良いことでした。

今は、簡単な意思伝達すら時間がとてもかかります。
むしろ、時間をかけることに意義があるくらいです。

仕事の時間、家庭の時間、老人の時間・・・。
それぞれに異なる、いろいろな時間があるものです。

自分のモードを切り替えられば良いのでしょうが、私には難しそうです。
在職中も、帰宅してモードを切り替えられず、家内とよく衝突してたくらいですから。

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