「劇場版PSYCHO-PASS サイコパス」を観た。
2015年公開の日本アニメ映画。
総監督本広克之、監督塩谷直義。
ストーリー原案は虚淵玄。
2012年からTV放映されたアニメ
の劇場版。TV版は観ておらず、
世界観に触れるのは今回初めて。
ジャンルとしては近未来SFの警察
モノという括りになるのだろう。
特徴的なのは「シビュラシステム」
という人間の性格や精神状態を計測
数値化して、社会を管理するもの。
その数値の通称が"PSYCHO-PASS"。警察モノの物語の中で犯罪防止や犯罪者への対応に使われる。
上意下達の官僚組織。その組織の
活動原理がシビュラシステムという
人工知能に依存する。
そんな非人間的な職場環境の中で
主人公たちはミッションに向かう。
自分の正義と折合いを付けながら。
なんとディストピア的な世界か。
だが人間に依存するのが良いのか?
組織は頭から腐るものだ。
内紛を抱える途上国に、日本が
シビュラシステムを提供する。
そんな国際的な設定でもある。
スケールの大きい力作アニメだ。