映画「ニモーナ」を観た。
2023年製作の米国アニメ映画。
監督はニック・ブルーノと
トロイ・グアン。
第96回アカデミー長編アニメ映画
賞ノミネート作品。
NETFLIX配給。
「ニモーナ」。
面白かった。
物語はシンプル。
悪役も早々に判明する。
この映画、主人公の少女ニモーナの
キャラクターの魅力が全てだ。
悪ぶってるわりに、人懐っこい。
パワフルな陽気さで押しまくる。
これは観てくれと言うしかない。
テーマは明快。
自分と異なる存在を"モンスター"
として忌み嫌う事の愚かしさだ。
分断が問題となる昨今のアメリカ。
そのアンチテーゼを意図したか。
伝え方はわかり易さ重視。
言葉による語りではなくイメージ。
回想シーンの無声映像は圧巻だ。
現在進行形の事象も描かれる。
ドローン等の先端テクノロジー。
フェイクニュースに右往左往し、
公開生映像で真実を知る。
登場人物の人種的な多様性や、
LGBTQ等は公共コードだろう。
濃厚な共通理解を前提とする日本
のアニメとは、また異なる世界。
日本を知る自分はどちらも楽しめ
るから、ええやないの。