〜かたることばが歌になる風になる〜

コーラス「花座」

10月に歌うコーラス「花座」に助っ人に行っていることは度々書いた。
「女声合唱団風」の後輩ほそみっちゃんは、ソプラノからアルトに入ってもらった唯一の声楽科メンバー。
発声のコツがいまいち理解できていない、声楽科以外のアルトメンバーに時々発声を指導してくれる貴重な人なのだ。

「花座」で私は図らずもソプラノを歌うことになった。
以前からほそみっちゃんに「先輩はソプラノです。絶対出ます」と乗せられて歌ってはいるが、高音が続くといつの間にか喉に力が入っていき、自分で自分の首を絞めるようになって、F(エフ・高いファ)やG(ゲー・高いソ)がヒーというような悲鳴になってくる。
以前はもう少し楽に出たはずなのにと情けなくなる。
自分の中ではメゾの音域あたりが一番合っていると思うのに、ほそみっちゃんは「ソプラノです」と私を叱咤激励?する。
腹筋を意識して喉をリラックスして・・・息を鼻に抜くように流し(猫の鳴き声のように)、喉の奥と上顎の境目あたりに息を当てて響かすと顔の前に声が響いて流れていくのがわかる。
これがうまくできないと、声は出ているが自分の中に引っ込んだ響きになっていく。
理屈でわかるが、長い曲を歌詞で歌っていると持続できなくなって悲鳴に近い状態になる。
あ~あ、声楽家の苦労がわかるなぁ。

そう思いながらも、10月のコンサートに歌う第2ステージの「クラシックポップス」
ダバダバダ ダバダバダ とスキャットのように始まり、ジャズ風なノリの「Bird Eyes 鳥になった瞳・トルコ行進曲」
 (You tubeで『オンディーヌ』という3人のグループの歌を聴くことが出来る) 
ほかにもヴィバルディの「四季・春」ボロディンの「イーゴリ公・韃靼人のおどり」などがとても楽しい。
極めつけの首絞め(笑)「歌劇カヴァレリア・ルスティカーナ」間奏曲『アベマリア(CMで時々流れることがある美しいメロディー)
うまく出る時は自分でもなんてしなやかなオブリガート・・と思うのだが・・・

第3ステージはオーソドックスな女声合唱で、混声合唱でも歌われている松下耕の「愛の詩集」
4人の詩人の詩に作曲されていて詩の内容も旋律も非常に難しい作品。
特に2曲目の「馬来(マレー)乙女マニヤナの歌える」は変拍子で体になじむまでが大変だ。
4曲目の「一詩人の最後の歌」はYuo tubeでいろんな団が、しかも若い年齢層が見事に歌っているので驚く。
「花座」のみなさんも全部一般の素人の女性ばかりなのに、しっかり音取りはできていて熱心な方ばかりだ。

メロディーは美しいが、社会風刺的で左よりで、きれいごとではないものを扱う林光作品を歌っている私たち3人にとって、合唱らしくのびやかな美しい女声合唱体験で嬉しいが、専門の助っ人だからなんて傲慢な気持ちでなど歌っていられない。10月の本番まで1ヶ月を切った。


今年の猛暑の中でひたすら耐えてきた我が家のバラが、8月終わりからちらほらと蕾をつけ、ここの所咲きだしたバラたち
白いのは『ホワイトクリスマス』左端は名無しの『スカーレットローズ』
真ん中上下は『パローレ』(スペイン語でおしゃべり)
家事をしている中にホワッと芳しく香ってきて癒されている。

活動を終了した「女声合唱団風」のこと、「コーラス花座」のこと、韓国ドラマ、中国ドラマなど色々。

名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「コーラス花座」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事