〜かたることばが歌になる風になる〜

音楽ボランティアその一

高校3年間と大学の4年間同じ音楽の道を進んだ同級生の一人が、結婚以来何十年も、音楽療法としてのボランティアを定期的にやっている。
横浜在住の彼女は、実家のお母さんのお世話のために月一の割合で帰阪していて、6月に久々に彼女と大阪でランチをした際、合唱団のメンバーにボランティアをしてもらえないかという話があった。
別に合唱でなくて良い、何か歌ってたもらえたら良いんだという。
訪問するのは大阪市内にある介護付き高齢者住宅
80代から90代ぐらいの丁度私の親世代のお年寄りが入所しておられる。

このホームに行くのに、タクシーだと10分ぐらいという近いところに、「女声合唱団風」の後輩のほそみっちゃんが20年ぐらい指揮指導している、コーラス「花座」がある。
こちらの合唱団が今年の10月に予定しているコンサートに、私を含め「風」のアルトメンバー3人が助っ人で6月から練習に参加している。
ボランティアの件をほそみっちゃんに話すと、ボランティアの経験があるのでやりましょうと快諾してくれた。

横浜の同級生のアドバイスを元に、ボランティア当日の出し物は、オペラのアリアからモーツァルトの「フィガロの結婚」の、ケルビーノという若者が歌う「恋とはどんなものかしら」
You tubeで聴くことが出来る

お年寄りといってもみなさん当然それなりのプライドをお持ちで、音楽の知識がなくとも、専門的な高尚な音楽も聴けるんだという自負があるのだという。
このアリアは、筋書きでは少年が歌う設定だが、舞台では女性のメゾの歌い手が歌うので、男装した女性ということで宝塚的かと思う。
あとは、越路吹雪が歌った「ラストダンスは私と」タンゴ「小雨降る道」の2曲。
「小雨降る道」はシャンソン歌手の金子由香利がカッコよく歌うのを聞いて、ほそみっちゃんの歌いたい1曲として決めた。
歌もピアノソロも1曲はクラシックのものをという同級生のアドバイスで、私のピアノは、定番だがショパンのノクターン2番と、映画音楽「オズの魔法使い」から「虹の彼方に」(Somewhere over the rainbow)の2曲に決めた。

ほかに私のリクエストでほそみっちゃんと歌のデュエットを2曲
86歳になる実家の母が女学校時代に歌って覚えていた「我は海の子」の低音部
小さいころ母と二人でよくデュエットしていたこの文部省唱歌だが、低音部の楽譜はなく母が覚えていたメロディーを私が耳コピーしている。
もう1曲は、ピアノの同門の1年後輩と中学時代デュエットした「夢路より」(フォスター作曲)最近のテレビCMで、学生がブラスバンドで演奏していて一般にも耳に聞き覚えある曲だ。
これらのデュエットの伴奏は横浜の同級生がしてくれることになった。

ホームに訪問する日が8月31日と決まって、ほそみっちゃんのところの「花座」の練習後、練習場から近い彼女のお家に寄って合わせるのが、同級生の声楽の人の伴奏が多かった学生時代に戻ったようでとても楽しい時間となった。
いよいよ二日後にはホームに行くという日になり、当日の衣装は「花座」のコンサートにはく黒のオーガンジーのワイドパンツと手持ちのブラウスを私、それの色違いの白のワイドパンツとブラウスをほそみっちゃんと決めていたのだが、とんでもないことになって・・・・

活動を終了した「女声合唱団風」のこと、「コーラス花座」のこと、韓国ドラマ、中国ドラマなど色々。

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