今年のクリスマスイブは仕事が休みだったので、久しぶりに混雑する横浜中華街へ出かけてみた。石川町駅から西門通りに入ると、歩道は帰る人&行く人でものすごい行列になっている。 この通りを抜けて善隣門に至ると、とんでもない数の観光客が! 中華街大通りはまともに歩けないほどだ。しかも、いつ熱々のスープが飛び出すか分からない“焼き小龍包”や、突き刺さったら痛いであろう串刺しの“苺飴”を歩き食いする若者たちが列をなして向かってくるから、おちおち歩いていられない。 そこに食べ放題店の客引きが呼び込みをかけてくるし、スマホで自撮りをするカップルが路上で立ち止まっていたりして、もう、この混雑の中を歩くのが嫌になって関帝廟通りに移動する。 こちらは大通りほどではない。「光龍飯店」の前では猫が日向ぼっこをしていて穏やかなもんである。 こいつは「興昌」の前で寝ていた猫。近寄ると起きてきたが、あんまり可愛くないね。色のせいかな。 そんな猫たちをからかいながら市場通りを抜けて、本日のお目当て「一楽」へと向かう。 昼どきとあって1階はほぼ満席。いちばん奥のテーブルだけが空いていたので、そこに案内された。 この日はなにを食べるか決めてこなかったので、ランチメニューを見ながら、しばし悩む。 A・日替わりは、豚しゃぶと冬野菜の麻辣ソースがけ。 B・週替わりは、牛バラ肉とうずら卵のオイスター煮込み。 C・週替わりは、レバーとニラの強火炒め。 D・週替わりご飯ランチは、鮭と蓮根の味噌チャーハン。 E・週替わり麺ランチは、アサリと冬野菜のあんかけつゆそば どれも気になるよね。鮭と蓮根の味噌チャーハンなんて、どんな味なんだろう。この組み合わせが不思議だ。鮭+蓮根+味噌=? アサリと冬野菜のあんかけつゆそば。これも食べてみたいよなぁ……なんて思案して、なかなか決まらない。 で、数分考えた結果は、Aの日替わりランチに。 サービスでいただいたチャーシューを食べながら、ランチの登場を待つ。 やがて本日の日替わりランチが運ばれてきた。香菜と辛そうなタレが全面を覆っていて、全貌が見えない。 でも、この下に豚しゃぶと冬野菜が隠れていることは明らかだ。 覆いを剥がすと、こんなお肉が現れた。ピラピラした豚しゃぶが美味しそうだ♪ さっそくタレと豚肉と冬野菜を混ぜ合わせて頬張ると、ピリ辛だけではない旨みがじゅわっと肉に絡みついてきて、口中の食材が「ご飯をくれ~」と叫びだす。 あわててドンブリの中のご飯をすくい、援軍として口の中に送り込んだ。 ここのシェフは四川料理が好きで得意というだけあって、時々こういう辛いのが登場するのだ。辛いけど旨いというのは、ほんとうに困ってしまう。とくに激辛麻辣麺はすごい♪ 最後に残ったスープなんか、辛いからもういいか、なんて思うのだが、ほんの数秒後には「もう一口」なんて言いながらレンゲを突っ込んでしまうんだよね。 な~んてこと思いながら完食し、食後の杏仁豆腐とコーヒーをいただく。写真は撮り忘れたが、この杏仁豆腐が旨いのだ。そして最後はコーヒーで〆る。 今回も大満足の中華街ランチであった。 帰りがけに買った「一楽」の叉焼と「頂好食品」で買った大根もち。 叉焼はそのまま食べてもいいし、ラーメンの具に使ってもいい。大晦日の年越しラーメンに入れてみようかな。 大根もちは胡麻油で焼き、その上に小ネギを散してビールのアテにするか。 ←素晴らしき横浜中華街にクリックしてね |
数秒後には「もう一口」
本当に美味い四川料理あるあるをこれだけ的確に表した言葉があるだろうか、と思います
ご飯がいくらあっても足りなくなりそう。
美味くて辛い…もうクセになりますよね。