中華街ランチ探偵団「酔華」

中華料理店の密集する横浜中華街。最近はなかなかランチに行けないのだが、少しずつ更新していきます。

北門通りの「パンアメリカン」でカレーライス

2006年09月09日 | 中華街のカレーライス
 
 「パンアメリカン」は「中華飯店」と一体の建物に入っています。鉄パイプが縦横に組まれているのは、外壁が歩道側に傾いているので、これ以上倒れないように補強するためのようです。聞くところによると、昭和40年代初めからの営業といいますから、かなりレトロです。
 「パンアメリカン」はカウンター10人ほどの細長い店。看板にはホットドックコーナーとありますが、和洋定食を揃えています。

【定食メニュー】には、マスターのコメントが一つ一つ付いています。
一日一食は ハムエッグ 600円
心の味ですね コロッケ 650円
健康食事です 焼肉 700円
健康を考えたら 焼き魚 720円
元気の元です ハンバーグ 720円
ライス! 漬物 チキンシチュー 760円

といった具合です。


 前回は焼き魚定食だったので今日はカレーライス(530円)にしてみました。カレー粉から作っているようで、手づくり感たっぷりです。辛さも充分あるし、ちゃんと肉、ニンジン、玉ネギが入っているのが嬉しいじゃありませんか。
 ジャガイモなんてホクホク。ニンジンは昔の味がします。子どもが嫌いだったあのニンジンの味です。豚肉はこれまた懐かしい家庭の味。同じ中華街で食べた某店のレトルトっぽいカレーとは違います。
 食べ進んでいくうちにカレーが足りなくなり、ご飯が余ってしまうということがよくありますが、ここのはライスとルーの比率も申し分ありません。だからと言って、毎日食べに行きたくなるというほどのものじゃあありませんが…。

 ここはクレイジー・ケン・バンドの横山剣がよく利用していたということで有名。彼らの曲に「珈琲ブーガルー」というのがあります。このブーガルーというのは、Wikipedia百科事典によると「1966年から1968年ごろにかけて主にニューヨークで流行したラテン音楽の一種。リズム・アンド・ブルース、ソウル、ロックンロールなどの米国のポップミュージックとキューバ~カリブ系のラテン音楽が混合されたサウンドが特徴」とのこと。
 珈琲ブーガルーを聴くと

♪深夜営業の コーヒーコーナー … チャイナタウン ~♪

 こんな歌詞がありました。このコーヒーコーナーというのが「パンアメリカン」のことなのです。その証拠に、店内には「コーヒーブーガルーの店」と書いた表示がぶら下がっています。

 ホットドッグコーナー「パンアメリカン」は、その米国的な名称とは裏腹に、非常に和風で懐かしい雰囲気のお店です。紫色のアクリルドア、カウンター内で傾いたレトロなガス湯沸かし器、和定食…中華街の中でも異色の存在でしょう。

横浜中華街探偵団のホームページ→「ハマる横浜華街」へ

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1 コメント

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Unknown (テレビなコラム)
2007-09-09 14:58:13
ここで、あの今夜妻が浮気します。の主題歌「てんやわんやですよ。」を歌ってたクレイジー・ケン・バンドが育ったのですね。感無量!

さて、この記事を私のブログのページでご紹介させていただいたお知らせも兼ねて参りました。もしも、このご紹介について不都合があれば、お詫びを申し上げると共に、その旨、私のページの最新のコメント欄にご一報下さればうれしいです。確認でき次第、紹介の方はとりやめさせていただきます。もちろん、リンク継続OKということであれば、ご一報下さる必要はございません。今後ともよろしくお願いいたします。(最新のページ)http://sapuri777.blog31.fc2.com/
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