これは中華街大通りの交番近くに造られたモニュメントの解説板です。 2003年度から2004年度にかけて電線を無くしたり、歩車道の段差を解消したりする工事が行われましたが、その時に記念の造形物も設置されました。 この写真は換新節慶というオープニングセレモニーが行われた2005年6月3日に撮影したものです。 板はまだ新品でしょ。 ところどころ色が濃くなっているのは、水がまだ乾いていないからで、十数分後にはきれいになっていました。 それから数年後、解説板は少し汚れてきたようですね。 そして最近はこんな使われ方なんかされちゃって…… 先日、見に行ったらこんな状態でした。 焼き小籠包の汁、肉まんの肉汁などが垂れて汚れてしまったのでしょうか。 モニュメントの名前は継往開来(過去を継承し未来を開く)。 その銘文には、こう書いてあります。 このモニュメントは未来を切り開く《斧》をデザインしたものです。1859年横浜が開港し、ここ旧外国人居留地に欧米アジアの人々が集い、日本の近代化と国際化の種子がまかれました。 中国人は貿易の場で「買弁」などの仕事に携わり、中華街を築いてきました。居留地の志を受け継ぎ、善隣友好・温故知新を胸に中華街は横浜の発展とともに歩んでいきます。 これが斧をデザインした本体。 大通りの歩車道間には、こんな車止めも建てられました。 一応、これも作品のようです。 モニュメントの下部にプレートが貼られています。 読みづらいでしょうけど、経済産業省・神奈川県・横浜市が補助金を出した事業で、2年度にわたって行われたことが分かります。 補助金ということは、皆さんの税金が投入されているということですよ。 このモニュメントの横に転がっている石ころみたいなモノ、なんでしょうね。 近づいてみましょうか。 どうやら、あの車止めの頭部分のようです。 植え込みにはこんなものが。 おみくじでしょうか、それとも箸袋? 観光客の皆さんがやったのかな。 あの白っぽかった車止めも、今ではこんなに黒光りしています。 だんだん美しくなっていくようです。このまま古くなって黒く磨かれていけばいいのですが… テーブルやゴミ捨て場の代用品じゃないのですけど… 神社札のようなつもり? ひびが入っているのかな。 頭の上のちょん髷のような部分が落下しそうです。 これは倒れてしまった直後でしょうか。 中土木事務所のカラーコーンが出ているっていうことは、この車除けを管理している部署なのかな。 抜けた跡。 これも… これも… いったい何本無くなっているのか…… この大通りが美しく整備されたのは、上に書いたように10年程前でした。 工事完了後に行われたセレモニーの様子を、以下に張り付けておきましょう。 換新節慶 お供え物を捧げて。 青い獅子が出てきました。 これからは青色LEDで光らせたら面白いかもね。 なんだか美味しそうです。 香炉は関帝廟から持ってきたそうです。 これが記念のモニュメント。 このあとロープを引っ張って姿を現します。 出現したのが、これ。 青獅子も喜んでいます。 立ち上がって口から垂れ幕を。 作者の名前が刻まれています。 この方が劉旭光さん。 路面プレート・車止め・街路灯も劉さんのデザイン。車止めは山西省産の青石で作られ、ここには青龍・朱雀・白虎・玄武の四神が乗っています。頭には「旅行が楽しい、食べることが楽しい」と古代中国文字で彫られているそうです。 青獅子にはまだLEDが付けられていませんが、この車止めには白色LEDが内蔵されています。 新装なった大通り。 すっきりしましたが、どうもね……。 やっぱり、こっちの方も捨てがたい 三国志の人物絵が巻かれた赤い電柱が懐かしい。 ≪参考に≫ 中華街発展会の記事から ←素晴らしき横浜中華街にクリックしてね |
赤電柱も懐かしいですね、それにしてもモニュメント等の現状は寂しいです。華錦さん訪店しました、真小鯛の葱生姜蒸しを頂きました、魚も小鯛とありましたが食べごたえもあり魚の食べ方が下手な自分でも身離れが良いためわりと綺麗に頂けました、汁もご飯に掛けて美味しいかった店員さんも感じよく良かったです情報ありがとうございました。