中華街ランチ探偵団「酔華」

中華料理店の密集する横浜中華街。最近はなかなかランチに行けないのだが、少しずつ更新していきます。

「聚英」にて上品な酢豚を味わう

2014年03月13日 | 中華街(関帝廟通り)

 久しぶりに「聚英」を訪ねてみた。

 それというのもランチの価格を下げたので、どんなものか確認したかったからである。

 この日のメニューは麻婆茄子、エビチリソース、牛肉とピーマン細切り炒め、そしてスブタだった。
 スープ、ライス、お新香が付いて680円。


 以前はさらにシュウマイが付いて730円だったはず。

 このシュウマイをやめて、価格を50円下げたのかな。



 これがランチの全貌だ。

 見た目、ちょっとボリュームが足りないかなと思ったが、食べ進んでいくうちに“少ない”とは感じなくなってきた。
 コロモばっかりで肉がないなんていう酢豚があるけれど、ここのはお肉がビッシリ。脂身もなく、これはこれで食べがいがあった。

 甘酢のタレも美味しいし、おばさんの感じも良かったのだが、欲を言えば「もう少し玉ネギがほしかった」。


 ところで、横浜には「バンメン」という不思議な中華そばがあるのをご存じだろうか。
 見た目は「汁無しのあえそば」ではなく、汁気が多いスープ系のそばだ。多くの場合、底の浅い容器に入れて供されている。
 
 汁無しあえそばの場合は「拌麺」と書くのだが、こっちのソバはどこの店に行っても、たいていはカタカナで表記されている。
 だから、この料理は拌麺とは一線を画しているのだろう。

 そんな中で数軒だけ、漢字表記のメニューを載せている。その場合は「拌麺」ではなく「瓣麺」。

 このことについては1月の記事でちょっとだけ書いたので、そちらを見ていただくとして、実はこの「聚英」でずっと気に気になっているメニューがある。



 これだ。

 「蟹肉瓣麺」。和名では「かに肉あえそば」。
 「バンメン」とは違うソバのようだが、かといって拌麺とも異なるのだろう。

 バンメン、瓣麺…非常に謎の多い麺である。


 こちらはオマケの画像。


 「聚英」の前に入っていたお店だ。

 「菜有喜」といった。
 当時でも450円というランチ価格は中華街一安かったと思う。
 


←素晴らしき横浜中華街にクリックしてね





コメント (4)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 「チャーシュー屋」にて“すき... | トップ | クラシック音楽の流れる食料... »

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
長谷川伸は (吉継)
2014-03-13 12:01:57
横浜生まれで家庭の事情で苦労されていくらか池波正太郎の前半生と共通項がありそういう意味では司馬さんとはちがい市井の人々や歴史上余り日が射さない人物に光を当てる作品が多いのもこの師弟の共通な姿勢でした。団長からの返事から推察すると池波正太郎はそういう師が生まれた横浜に想いを馳せ庶民大衆的な関帝廟通りを愛でたのかもしれないですね。そういえば団長も最近関帝廟通りの話題が多いですが獅門さん一楽さん等は行かれてますか?
返信する
大通り (管理人)
2014-03-14 06:09:52
>吉継さん
最近、大通りにある店で行くところは、
楽園、廣東飯店、均元楼、一楽、同發、謝甜記、重慶茶楼くらいですね。
返信する
聚英閉店 (街角中華)
2020-11-19 18:10:48
ご存じかもしれませんが、「聚英」に閉店の挨拶文が出ていました。12月20日までだそうです。挨拶文も写真撮ってきたのですがここではアップ不能なので私のBBSにアップしておきます。
返信する
聚英閉店 (管理人)
2020-11-19 21:02:15
>街角中華さん
ありがとうございます。
この情報は知っています。
最後にもう一回、食べに校と思っていたところです。
返信する

コメントを投稿

中華街(関帝廟通り)」カテゴリの最新記事