市場通りの「華錦飯店」は、すぐ隣の「海珍鮮魚店」がやっている中華料理店である。 生鮮三品を扱う店が中華料理店を開いたという例は過去にもあった。 たとえば八百屋の「豊明楼」、魚屋の「鯉鰻菜館」、肉屋の「楼蘭」などだ。この3店は姿を消してしまったが、ここにきて新たに登場したのが「華錦飯店」。 魚屋のランチということで、定番の他に週替わりで3種類の魚介メニューが用意されている。 この日は、その中から真小鯛のネギ生姜蒸しを注文してみた。 メニューブックなどを読みながら待っていると、男性の一人客が入ってきた。その人はニラレバ炒めを注文。 そういえば、初めてここに来たとき、店のオネエサンが『魚屋ですけど、レバもお勧めなんですよ』と仰っていたのを思い出した。 あのとき隣に座っていたお客さんが食べていたのが「豚レバーの辛子炒め」。見た目、ほんとうに旨そうだったなぁ… あれ以来、このメニューは出ていないが、次回これが登場したら食べてみたい一品である。 そうこうするうちに男性の注文したニラレバ炒めが運ばれてきた。これも旨そう…。 だが、私の「真小鯛のネギ生姜蒸し」はまだまだ来ない。 オネエサンが申し訳なさそうに『蒸し物は時間がかかるのでもう少しお待ちください。申し訳ありませんね』と。 もちろん、そんなことは百も承知のこと。 『気長に待っていますよ』と答える。 それからしばらくして、私の「真小鯛のネギ生姜蒸し」が運ばれてきた。 これがその全貌である。 長ネギ、パプリカの下に本日の魚が横たわっている。 小鯛とはいえ、お皿の直径くらいのサイズだ。 充分に蒸された身はホロホロとしていて身離れが良い。 箸でつまみ汁をからめてご飯の上にのせて口に運ぶ。 実にウマイ♪ 煮ていないので、魚本来の旨みが身の中に凝縮されているのかな。 汁はどのように作っているのか分からない。和風なら醤油+酒+味醂あたりで味付けするんだろうけど、ここは中華料理店だ、どこか中華風な感じがする。 最後は皿に口を当てて、残った汁を全部飲み干してしまった。 このランチを食べた方の記事も見たが、やはり絶賛されていた。 その写真で分かったことがある。 どうやらスープは日替わりのようだ。 ところで、週末中華の本須さんによれば、隣の魚屋さんは数日前に店名を変えていたとのこと。 「海珍鮮魚店」改め、「華錦鮮魚店」だそうだ。 ←素晴らしき横浜中華街にクリックしてね |
魚の食べ方が非常に上手ですね。
上品です。
話変わりますが福養軒のカレーは一時期売り切れの告知だったようで、今も提供されているそうです。
機会あれば是非!
一番おいしかったのはトマトと豆腐とセロリの入った卵スープです。
土日も年末年始もランチはこの価格だから本当にすごいお店です。
子供の頃から煮魚の食べ方には、
いろいろと指導を受けていましたから。
福養軒と興昌のカレーが宿題のままです。
今のうち行かないと消えてしまいそうですね。
ミサイル超獣さんの記事をご覧ください。
彼が食べたときは頭が左向きでした。
やっぱりスープは日替わりなんですね。
しかも、土日も年末年始もこの価格とは!
すごいです。
いい店ができました。
平日ランチの選択肢が増えて良かったです。