中和水泳部活動日記

奈良県で活動する社会人水泳サークルです。
大会等の活動をブログにします。

ういてまて! ~高田市民体番外編~

2015-10-08 08:35:35 | 大会
先日の大和高田市民体で、我らが奈良県広域消防の面々による水難救助のデモンストレーションが行われました。

しきるのは、表隊長。



寸劇担当は、中和新喜劇の皆さん。



もし、突然、川や池に落ちてしまったらどうしますか?
普段、水着でプールで泳ぐことに慣れているあなたでも、服を来た荷物を持った状態では、パニックになることでしょう。
いくら、泳力に自身があっても、無駄に動いてしまうと、体力を奪われ命取りになることも。。。

もしものとき、きっと役に立つ方法を楽しく学びました。

合言葉は、

ういてまて!

一昔前までは、もし、水の中に落ちてしまったときには、できるだけ服を脱いで、靴も脱いで・・・と言われ、
服を着たまま泳ぐ「着衣泳」なるものも体験したりしていました。

しかし、現在の常識は、「ういてまて!」。

人間の体は、2%の部分は誰もが水に浮くと言われています。
2%といえば、どれくらいでしょうか?
直立した状態では、おでこの上から頭の部分くらい。
ほんとにちょっとですね。

でも、その2%を鼻と口の部分に持ってきて、呼吸さえ出来れば、命を繋ぐことが出来るのです。
それが、「ういてまて!」なのです。

中和新喜劇による寸劇は、小学生の些細な喧嘩から、相手を突き落としてしまうというとんでもない設定でしたが、、、





落ちてしまった小学生ふんする佐藤選手。
来ている服を浮力に上手に浮いてます。

来ている服も、はいている靴も全て浮力になります。
小学生なら、ランドセルをおへその辺りに抱えるようにすると、さらに浮力になるそうです。

通報があって、救急隊が現場に到着するまでの全国平均は約7分。
その間、浮いて待ってることができれば、あなたの命は助かります。





落ちてしまった佐藤選手。
やがて到着した救急隊の平井・東口選手によって、みごと助けられ、一命を取り留めました。

寸劇の後は、ペットボトルを使って、「ういてまて」の練習。



さすが、普段、水に慣れ親しんでいる水泳選手だけに、コツをつかむのは上手く、、、
最後には、水着というほとんど浮力のない状態で、ペットボトルもなしに浮くことができました。

表隊長、「ういてまて!」作戦、大成功ですね。。。

大会のあとのお楽しみは、なんといっても打ち上げ。



今回は、子どももたくさん参加してくれて、とってもにぎやかでした!!

おまけ↓