11月27日(金)、早朝に那覇を出てシュワブ基地ゲート前に顔を出した後、海上行動のミーティングに参加した。今日も波高5m、海上行動は中止だ。午前中はゲート前の座り込み集会に参加。マイクを回されたので、この間、問題になっているコンクリートブロックの問題について説明した。
昼過ぎに那覇に戻り、午後3時からは「基地の県内移設に反対する県民会議」の県交渉に参加した。(要請書は末尾に添付)
(「岩礁破砕許可を何故、取り消さないのか!」と県民会議の県交渉。左は池田基地防災統括監)
県民会議が追求したのは、知事が埋立承認を取消した際、何故、同時に埋立本体部分の岩礁破砕許可を取り消さなかったのかということだ。先日、大浦湾に持ち込まれたコンクリートブロックの投下を阻止するためには、昨年8月の埋立本体部分の岩礁破砕許可そのものを取消す他ない。しかし県は、「岩礁破砕許可を何時、取消すかについては、弁護士らとも相談しており、適切な時期に判断したい。」という回答に留まった。このままでは岩礁破砕許可の取消しに踏み切るタイミングを失してしまう。
また県は、「昨年8月の埋立本体部分の岩礁破砕許可で、15㌧のコンクリートブロックについては許可を出している」いう立場に終始している。そのため防衛局は、汚濁防止膜設置のための57㌧や44㌧のコンクリートブロックを全て15㌧以下に変更すると言い出している。しかしそれでは、ブロックの個数が大幅に増えてしまうこととなるが、県はそれを全く規制できない。今日の交渉でも県は、「現在、防衛局に投下予定のコンクリートブロックの詳細について照会しており、その回答を見て対応したい。」と繰り返すだけだった。
県民会議からは、「防衛局は、台風の高浪が収まればすぐにでもコンクリートブロックを投下する。ただちに岩礁破砕許可を取り消さないと取り返しがつかないことになってしまう。」と追求したが、県の態度は変わらなかった。
今日も最後に統括監らに言ったのだが、県が3つの法廷闘争の準備等でてんてこ舞いなのは分かる。しかし問題は、法廷闘争の間も防衛局は現場の工事を強行することだ。そうした防衛局の個々の工事をどう止めていくのかということに全力を傾注しなければならない。
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午前7時頃のシュワブ基地ゲート前。座り込んでいる県民を機動隊が強制排除し、数台のダンプトラックに入られてしまった。
(第3ゲートから。コンクリートブロックが積まれているのが見える。)