11月1日(木)、昨日に執行停止の文書が沖縄防衛局に着いたので、今日にも辺野古の工事が再開される可能性が高い。ただ、朝から弁護士さんの事務所に行ったり、所要もあって、辺野古に着いたのは午前10時半頃となった。
すぐに瀬嵩の丘に登った。上には報道陣がぎっしりとカメラを構えている。大浦湾を見下ろすと、一面に海上保安庁のボートが見える。聞くと、今日は抗議船3隻、カヌー16艇に対して、海保のボートはなんと30隻以上出ているという。いっさいの話し合いを拒否し、力尽くで工事を強行しようとする政府の強引さを示している。
すでに浮桟橋が引き出されていた。カヌーは分散して海保のボートに曳航されている。レジャービーチには、たくさんのフロートが並べられている。すでに海上への引出しも始まっていた。
丘の上から見ていても、おかしなことに気がついた。以前のフロートには、鉄の棒とロープがつけられ、バリケードのようになっていたのだが、今日、出されているフロートにはそれらが無くなっているのだ。時間をかけずにフロートを張り出すためかもしれないが、これでは、カヌーも抗議船も簡単に超えていくことができる。
しばらくは大浦湾へのフロート設置が続き、埋立土砂の海上搬送はその次になる。ただ、工事用ゲートからは、石材や資材等の搬入が始まる可能性が高い。
山を下りて汀間漁港へ。ちょうど戻ってきた抗議船の仲間たちに、海上抗議行動の様子を聞く。昼には会議があるので辺野古へ。ゲート前の集会では、今日も指名されて現状の報告や当面の動き、そして軟弱地盤問題について説明した。
午後も、フロートの引出しが続いたが、カヌーと抗議船がレジャービーチの前に張りついて頑張ったため、午後3時以降は防衛局の作業はなかったという。長時間の海上行動、本当にご苦労さまでした。