箕面忠魂碑訴訟に取り組んだ神坂哲さんの追悼集の表紙には、「ぼくには忠魂碑が地響きをたてて崩れるのが見えるんだ」という神坂哲さんの言葉が大きく書かれている。
私は、1986年から2000年当時、京都で「君が代」訴訟に取り組んでいたが、いつも念頭にあったのは神坂哲さんの箕面忠魂碑訴訟だった。今回の辺野古新基地建設反対運動でも、この神坂哲さんの言葉を思い出している。そう、とんでもない軟弱地盤のために、大浦湾のケーソン護岸は、やがて地響きをたてて崩れ落ちてしまうのだ。
4月21日、防衛局は、変更申請書を提出した。
県は5月25日、防衛局が提出した変更申請書に対して56件の補正指示を行った(回答期限は6月26日だったが、防衛局は昨日(6月18日)、県に回答したという)。今後、県は変更申請書の告示・縦覧(3週間)を行う。この縦覧期間中に、「利害関係者」は知事に意見書を提出することができる。「自らが利害関係者であると考える者」は、「利害関係者」として扱われることとなっているので、意見書は誰でも提出できる。
2013年の辺野古新基地建設事業の埋立承認申請の際は、県内・全国から3,371通の意見書が提出された。今回、それを上回る意見書を提出し、変更申請に対する怒りの声を示していく必要がある。
7月中旬には告示・縦覧が始まると思われる(防衛局の回答が早かったので、少し早まる可能性もある)。県等の縦覧場所に行けない場合でも、変更申請書は沖縄県海岸防災課のホームページで公表される。
是非、沖縄県内、そして全国から知事への意見書を提出しましょう!
変更申請書の内容は未だ公表されていませんが、6月9日の沖縄平和市民連絡会の学習会の映像を参考にしてください。およその問題点は分かってもらえると思います。
・北上田毅講演「辺野古・変更申請の概要と問題点」(ユーチューブ映像)
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今日(6月19日・金)は、朝から本部塩川港、琉球セメント安和桟橋に行った。今日も波が高く、本部塩川港での土砂の海上搬送はなかったが、安和桟橋へのダンプ搬送は続いていた。
(金曜日の安和桟橋担当は沖縄平和市民連絡会。10数名だったが、皆、頑張って抗議行動を続けていた)