この間、辺野古・設計変更申請書に対する意見書提出を呼びかける資料作成に追われていた。7月4日のオール沖縄会議の学習会のパワーポイントもなんとか完成した。
今日(6月30日)は、朝から本部塩川港へ。しかし今日も南風が強く作業はなかった。安和桟橋には琉球セメントの石炭船が係留されており、土砂の積出はなかったが、敷地内へのダンプトラックの搬送が今日も午後8時頃まで続いたという。
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沖縄平和市民連絡会は昨年来、環境に深刻な影響を与える海砂採取問題に取り組んできた。海砂採取は、ポンプで海底から大量の砂・泥を汲み上げ、船上で砂をふるいで別けて、残りはまた海に放出するという荒っぽい方法で行われる。そのため、沿岸海域の環境破壊が大きな問題になってきた。今回の辺野古新基地建設事業では、当初計画よりは少なくなったが、それでも沖縄の年間採取量の2年分(390万㎥)もの海砂が必要とされてい . . . 本文を読む
辺野古新基地建設事業の根本が大きく揺らぎはじめた。アメリカ議会が、大浦湾の軟弱地盤と活断層について強い「懸念」を表明したのである。
昨日(6月24日・水)、米下院軍事委員会の小委員会が米国防予算の大枠を示す国防権限法案を可決した。そこで、辺野古新基地建設事業に関して大浦湾の軟弱地盤と活断層について「懸念」を表明、国防長官に改善案などを盛り込んだ報告書を本年12月1日までに提出するように義務づ . . . 本文を読む
今日(6月23日)は、沖縄の「慰霊の日」。毎年、平和祈念公園や魂魄の塔前での市民集会に参加していたが、今年は自宅でインターネット中継を見ながら黙とうをした。玉城デニー知事の挨拶は、辺野古については淡泊すぎて残念だったが、中村哲さんのことに触れたのが印象的だった。
6月28日(日)、下記のような「オンラインお話し会」がある(FoE JAPAN等主催)辺野古をめぐる問題について1時間半ほどお話を . . . 本文を読む
辺野古新基地建設事業で、サンゴ類の移植のための特別採捕許可申請について県の判断が遅れているとして、農林水産大臣が県に対して「許可をせよ」という是正の指示を出した。「早く判断せよ」ではなく、「許可をせよ」というのである。当然、県はそれを拒否し、国地方係争処理委員会に審査を申立てたが、6月19日、国地方係争処理委員会は「是正の指示は違法ではない」との判断を出した。
今日(21日)の沖縄タイムスに . . . 本文を読む
箕面忠魂碑訴訟に取り組んだ神坂哲さんの追悼集の表紙には、「ぼくには忠魂碑が地響きをたてて崩れるのが見えるんだ」という神坂哲さんの言葉が大きく書かれている。
私は、1986年から2000年当時、京都で「君が代」訴訟に取り組んでいたが、いつも念頭にあったのは神坂哲さんの箕面忠魂碑訴訟だった。今回の辺野古新基地建設反対運動でも、この神坂哲さんの言葉を思い出している。そう、とんでもない軟弱地盤のため . . . 本文を読む
2ケ月近く停止していた辺野古の工事が再開された。15日以後、何隻もの土砂運搬船が大浦湾に出入りしている。
このブログでも何回も説明してきたが、大浦湾の工事施工区域内で、2月・3月の8日間、計42回にわたってジュゴンの鳴音が確認された。3月の2日間以外は、全て工事のない日だった。
この間、2ケ月近くも工事が停止していたのだから、当然、ジュゴンが頻繁に大浦湾に戻っていたにちがいない。
と . . . 本文を読む
6月15日(月)、オール沖縄会議が抗議行動を再開した。朝、辺野古に行く前に、本部塩川港、安和桟橋に向かった。
どちらの港からも辺野古への土砂海上搬送がフル回転していた。本部塩川港では、本部町島ぐるみ会議の人たちを中心に、10人ほどが抗議行動を続けている。午前7時過ぎ頃は、うるま市のグループも参加し、入ってくるダンプを直接、止めたそうだが、機動隊が来てからはダンプの前の牛歩に切り替えたという。 . . . 本文を読む
6月9日、沖縄平和市民連絡会が、防衛局が提出した辺野古・変更申請書の概要と問題点について緊急学習会を開催しました。そこで、1時間20分ほど話をさせてもらったのですが、その全ての映像記録がユーチューブで公開されました。
変更申請書は7月中旬頃から告示・縦覧され、誰でも(本人が「利害関係者」と思う人)沖縄県知事宛に意見書を提出することができます。今、沖縄県内だけではなく、全国からも意見書を集中し . . . 本文を読む
6月12日(金)、工事が再開されるというので朝から辺野古へ。オール沖縄会議としての抗議行動は15日(月)からだが、ゲート前には50名近い人たちが集まっていた。
午前9時過ぎ、工事車両がやってきて、機動隊による排除が始まった。コロナウィルスの感染防止のため、密着を避けるということで、自ら立ちあがって移動するよう確認している。皆、不本意だが、しばらくの間は止むを得ない。
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防衛局は、今日、明日(12日・金)から辺野古の工事を再開すると正式に表明した。明日には梅雨明けとなるようだが、いよいよ、炎天下の中、厳しい日々が始まる。
しかし、今の状態で工事再開は許されない。2月、3月の8日間、34回にもわたって大浦湾の工事施工区域内でジュゴンの鳴音が確認されたことは6月6日のブログでも説明した。沖縄県も、ジュゴンの再調査を行うまで事業を再開しないよう2回の行政指導を行っ . . . 本文を読む
昨日(10日・火)、沖縄平和市民連絡会主催の学習会「辺野古・変更申請の概要と問題点」が開かれた。コロナ禍に配慮しながら、久しぶりの集会だったが、参加者は80名を超えた。
3月中旬からの各地での講演が全てキャンセルとなったので、私も3ケ月ぶりの講演だった。変更申請の今後の手続きや、その概要と問題点について、1時間15分ほど話をさせてもらった。
(講演は全て映像記録を残している。パワーポイント . . . 本文を読む
昨日(7日)、沖縄県議会の選挙が終わった。知事与党はかろうじて過半数を維持したが、まさに「薄氷の勝利」。選挙前から知事と距離を置く与党議員もおり、「議席の差は2で、与党から議長が選出されれば議席の差は1になる。自民では与党の保守中道議員を『非与党』側に取り込む動きもある。仮に与党から1人『非与党』へ移れば与野党の議会構図は逆転し、議会運営は混とんとする」とも指摘されている(沖縄タイムス 2020 . . . 本文を読む
今年4月、嬉しいニュースが入った。大浦湾中央部で、消息を絶っていたジュゴンの鳴音が何回も確認されたというのだ(第25回環境監視等委員会資料 4月10日)。
本年2月11日、23日、24日の3日間、計11回にわたって工事施工区域内のK4地点でジュゴンの鳴音が確認された。いずれも工事のない(土砂運搬船の往来のない)日だった。工事さえなければ、ジュゴンは大浦湾に戻っているのだ。
さらに第26回 . . . 本文を読む
辺野古新基地建設事業はいよいよ重大な局面を迎えています。
防衛局は、4月21日、沖縄県に設計概要等の変更申請書を提出しました。県はその後、形式審査を行い、56件の補正を指示。その回答期限は6月26日です。その後、県は全ての変更申請書を告示・縦覧(3週間)に付します。縦覧期間中、変更申請に対して意見書を提出することができます。
現時点では、まだ変更申請書の詳細は公表されていませんが、今まで . . . 本文を読む