3月13日にマスクの着用が個人の判断に委ねるようになってから半月が経過したが、世間ではまだまだ多くの人々がマスクを着用し続けている。
外国人と違い多くの日本人は、コロナに対するリスクを依然として感じていたり、感染症対策に対する意識が高く他人に迷惑をかけないようにという配慮の精神や、多くの人が着用しているから外さないと多数派に同調する傾向があるからだと思う。
また、新たな変異株の出現の心配や、ワクチン接種後に十分な免疫効果を得たとしても、時間の経過とともに免疫力が弱まってしまう「ワクチン脱落」の不安もある。
その為、国は感染拡大のリスクが高い場所や、高齢者や基礎疾患を持つ人々が集まる場所では、依然としてマスクを着用することを推奨している。
だから年寄りの私たち夫婦は大阪府のコロナ感染者数が2桁になるまではマスクを着用するが、「声が聞きづらい、呼吸がしにくい、マスクの不快なにおい、表情が伝わりにくい」など不満があり、完全にマスクが不要になる日を心待ちにしている。
マスクと言えば、形が違うが娘が亡くなるまでの1か月間、人工呼吸器のマスクを装着したまま病院のベッドで寝たきりになっていた17年前。
人工呼吸器のマスク装着で声を失い、思い通りに意思の疎通が出来ないもどかしさで寂しそうな顔をしていた、弱々しい娘の姿が目に浮かんだ。
※慕嬢詩(ボジョウシ)=亡くした娘を慕う気持を綴った詩・文。私の創作語。
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