重病の母を父と共に5年間介護し、見送ってから はや5年の
歳月が流れました。
いつも当たり前のように傍にいる人が、或る日 突然居なくなる
ことが、こんなにも残酷で空しいものなのか、あの時身を以て
思い知らされたのです。
母が最期に過ごした病室の窓から見える川の水位が
いつの間にか底をつき、引潮と共に、母は静かに息を
引き取りました。
「恋人にふられた」「友達に裏切られた」「傷つけられた」
人生送っていると色々な出来事に遭遇します。
けれど、どんなに深く傷ついて辛い出来事があったと
しても「母親の死」ほど哀しいものはありません。
次元が違うのです。
当初は息もできない位辛くて、なにもしなくても
自然に涙が溢れ出て、ご飯も喉を通らない日々を
送っていました。
そんな時、私はネット上にある毎月4,000万人が利用
する日本発、最大級のQ&Aサイトに自らの質問を投稿し、
「母の死を乗り越えるためのアドバイス」を仰いだのです。
すると、瞬く間に、全国から一斉に色々な方からのこ意見
ご回答がどんどん寄せられて、中には、20歳でご両親共
亡くされた方や、愛する夫と幼い子供2人を残して旅立った
妻の話など、それはそれは残酷で切ない実話の数々が
投稿されていました。
私は毎晩それを大泣きしながら読みました。
止まらないんです。涙が次から次へと溢れて来て、
パソコンの画面が涙で見えなくなるんです。
「世の中には私より、もっともっと残酷で哀しい思いを経験
された人がこんなにもたくさんいるんだなぁ。」
そして、みなさんから寄せられた温かい数々の励ましの
エールを読んでいくうちに、少しずつ少しずつ心が
癒されて、それから、巡りゆく季節のやさしいベールに
包まれながら、私はゆっくりゆっくりと元気を取り戻して行き
ました。
以前ブログで「断捨離」の記事を投稿しましたが、今回2度目
の断捨離を決行している最中に神経が苛立ち、いつまでも片の
付かない散らかった部屋に発狂した私は、再度このサイトに
救いを求めたのです。
本当はもう必要ないのに、どうしても捨てきれないでいるモノ
たちともう一度真剣に向き合いたかったからです。
そしてこの質問をしたことで、私は色々なご回答者の皆様と
ネット上でのメールのようなやり取りをすることになり、今回
この投稿内容が、ある著名人の方の目に留まり、「審査員
特別賞」と言う賞を頂くことになったのです。
私の記事を選考してくださった方は、「お片付けコンサル
タント」で有名なこんまりこと近藤麻理恵さんでした
*写真は著書「人生がときめく片付けの魔法」より
お借りしています
受賞についての詳細は以下のHPよりどうぞ!
受賞記事は上記サイトにリンクした後
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