アジア映画巡礼

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第24回東京フィルメックス受賞作品

2023-11-26 | 中国映画

第24回東京フィルメックスが本日終了しました。この間「始まりました」と書いたばかりなのに、と思ってしまいますが、今回は変則的なプログラムだったので、こんな仕儀になってしまいました。今年の授賞結果は以下の通りです。写真は授賞式の時のものです。

 第24回東京フィルメックス 受賞結果

今回の国際審査員は左から、中国の王兵(ワン・ビン)監督、中国語通訳の渋谷裕子さんを挟んで、タイのアノーチャ・スウィチャーゴーポン監督、台湾の郭敏容(クオ・ミンジュン)プロデューサーです。ワン・ビン監督のお顔はよく知られていると思うので、アノーチャさんと郭敏容さんのお顔がハッキリ見える写真を付けておきます。

この3人の審査員が選んだ作品と、その他の賞の結果は以下の通りです。

【最優秀作品賞】
 『黄色い繭の殻の中』
     2023/ベトナム、シンガポール、フランス、スペイン
  監督:ファム・ティエン・アン(下写真。2枚目はベトナム語の通訳の方と)

※今回、コンペ作品のアジア映画で唯一見られなかったのがこの作品でした。残念! 公開されることを願っています。

【審査員特別賞】
 『クリティカル・ゾーン』
  2023/イラン、ドイツ
  監督:アリ・アフマザデ(下写真。ビデオメッセージから)

 『冬眠さえできれば』
  2023/モンゴル、フランス、スイス、カタール
  監督:ゾルジャルガル・プレブダシ(下写真。ビデオメッセージから)


会場には映画でお母さん役を演じた女優ガンチメグ・サンダグドルジさん(下写真左)と、共同プロデューサーのバトヒシグ・セド・アユシジャヴさん(同右)がいて、お二人が登壇して賞を受け取りました。

ゾルジャルガル・プレブダシ監督はかつて桜美林大に留学していたことから、この賞の前に観客賞を受けとった時から流ちょうな日本語で謝辞を述べていたのですが、共同プロデューサーのバトヒシグ・セド・アユシジャヴさんも日本語がお上手で、通訳もやって下さいました。下は、観客賞を受け取った時のお二人です。

【観客賞】
 『冬眠さえできれば』
  2023/モンゴル、フランス、スイス、カタール
  監督:ゾルジャルガル・プレブダシ

【学生審査員賞】
 『ミマン』
  2023/韓国
    監督:キム・テヤン

学生審査員の3名の方から賞を受け取るキム・テヤン監督です。背が高く、イケメンで、俳優かと見まごうような人でした。アップを1枚付けておきます。

【タレンツ・トーキョー・アワード2023】
 サイ・ナー・カム「Mangoes are Tasty There」(下写真。ビデオメッセージより。ミャンマーの方です)

[スペシャル・メンション]
 アンジェリーナ・マリリン・ボク「Free Admission」
 オーツ・インチャオ「Water Has Another Dream」

受賞なさった皆さん、おめでとうございました。そして、審査員の皆様、お疲れ様でした。というわけでフィルメックスは終了したのですが、見た作品について、あと2回ぐらいレポートを書いておきたいと思います。皆さんの鑑賞のご参考には役立たない結果になって申し訳ないのですが、今年は某新聞にレポートを書くお仕事は来ないようなので、自分のメモ代わりにまとめておきたいと思います。では、またのちほど~。

 


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