アジア映画巡礼

アジア映画にのめり込んでン十年、まだまだ熱くアジア映画を語ります

『燃えよスーリヤ!!』が燃え上がる!<3>カワイイ出演者たち

2019-12-04 | インド映画

前回、こちら『燃えよスーリヤ!!』の出演者の皆さんをご紹介しましたが、大事なペアを忘れていました。お子様時代のスーリヤとスプリ(フルネームはスプリヤー)です。インド映画の子役はもうホントにかわいい子が多いのですが、『燃えよスーリヤ!!』のおチビちゃん2人も例外ではありません。それでは、順にご紹介していきましょう。

©2019 RSVP, a division of Unilazer Ventures Private Limited

サルタージ・カッカル(少年時代のスーリヤ役)

©2019 RSVP, a division of Unilazer Ventures Private Limited

残念ながら、生年月日は発見できず。すでに演技経験豊富で、2017年にパンジャービー語映画『Big Daddy(ビッグ・ダディ)』に主役級で出演。

Big Daddy Poster

そして続いて同年、サルマーン・カーン主演作『Tiger Zinda Hai(タイガーは生きている)』に出演したのですが、これが何とサルマーン・カーンとカトリーナ・カイフの息子役というむちゃくちゃいい役でした。日本でもこのシリーズの前作『タイガー 伝説のスパイ』(2012)が公開されていますが、あのラストで逃亡したタイガーとゾヤが家庭を作り、息子もできている、という設定が5年後の作品『Tiger Zinda Hai』なんですね。というわけで、サルタージ・カッカル君はインドでは「タイガーの息子」として知られています。おそらく、この映画を見たヴァーサン・バーラー監督がキャスティングしたのだろうと思われます。『燃えよスーリヤ!!』では演技度胸も満点、結構難しい役、問題児というか問題ありまくり少年を上手に演じています。サルタージ君はちゃんとインスタグラムのページも持っていて、シャー・ルク・カーンとのツーショットなど、カワイイ素顔の写真がいっぱいアップされています!

 

©2019 RSVP, a division of Unilazer Ventures Private Limited 


リーヴァー(リヴァー?)・アローラー(少女時代のスプリ役)

©2019 RSVP, a division of Unilazer Ventures Private Limited

2010年2月1日デリー生まれ。「Riva」という名前はあまり聞いたことがなく、「リーヴァー」なのか「リヴァー」なのか不明です。映画デビューは2011年のランビール・カプールとナルギス・ファークリー主演作『Rockstar』とのことなので、赤ん坊役で映画初出演だったわけですね。子役としてのキャリアはシュリーデーヴィの遺作『Mom(ママ)』(2018)からのようで、この時は下の娘を演じたのでは、と思います。『燃えよスーリヤ!!』以後はテレビドラマに出たりしたあと、先日日本でもDVD発売となった『URI サージカル・ストライク』(2019)に出演。主人公ヴィッキー・コウシャルの姪の役を演じました。1月にインドで見た時には気づかなかったのですが、今見直してみると、『URI』での役は空手の緑帯を持ってるカラテ少女、という設定になっています。これも、『燃えよスーリヤ!!』の影響でこんな設定になったのかも知れません。

余談ですが、『URI』の中で兵士たちが「Jai Hind!(ジャイ・ヒンド!/インド万歳!)」と叫ぶシーンが出てくるのですが、そこの字幕が「ジャイ・ハインド!」になっています。先日インド映画講座で受講者の方が教えて下さって、半信半疑で見てみたところ、あちゃーの字幕になっていました。英語発音読みにされちゃったのね...。「Jai Hind」と書いてあれば、「Hind」は固有名詞だと判断できますし、せめて辞書を引いて下されば...と残念です。ついでにその時同じ受講生の方から、「Hindustan」は「ヒンドスタン」か「ヒンドゥスタン」のどちらにすべきかと聞かれて、「ヒンドスタン」の方がいいとお答えしたのですが、ヒンディー語表記を正確に書けば「ヒンドゥスターン」なので後者の方がいいかも、と判断が揺れてきました。

閑話休題。リヴァーちゃんはその後も、サルマーン・カーンの主演作『Bharat(バーラト)』に出演していたりと、順調に子役の道を歩んでいます。そのうち大人の役をやるようになって、ヒロイン役で出てくるかも知れませんね。では、お子様時代と、大人になってのスーリヤ(アビマニュ・ダサーニー)それにスプリ(ラーディカー・マダン)の比較画像を付けておきましょう。 

写真クレジットはいずれも©2019 RSVP, a division of Unilazer Ventures Private Limited

『燃えよスーリヤ!!』の公式サイトはこちらです。公開は12月27日(金)から。大掃除を早めに済ませて、劇場(おお、全国の公開劇場がどんどん増えてる!)に見に行きましょう! あるいは、「燃えよ幸運!!」で初詣の方がいいかな? 2019年の厄落としにも、2020年の招福開運にも効きそうな、パワフルな作品です!



コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 第20回東京フィルメックス:D... | トップ | 『マニカルニカ』で明ける202... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

インド映画」カテゴリの最新記事