「51」シンクエンタ・ウノのブログ

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持ち込みワイン会

2020-02-18 20:30:00 | ジビエ
日頃からお世話になってるお客様けら定例の持ち込みのワイン会。

今回は凄いラインナップ。サロンの88年、コートロティ、バルバリーヌの2012、シャトーマルゴーの98年、そしてDRCのエシェゾー91年です✌️



先ずはサロン88年。個人的にシャンパーニュで初めてこのワインの意味がわかった、って言うかシャンパーニュの美味しさが理解できたシャンパーニュ。冷たくてもキリッとして美味しいですが真骨頂は常温になってから。とにかくうまそうな香りがこれでもかってぐらいに弾けてきます。


サロンに合わせたのは『富山魚津産真鱈白子のグラタン』普通のベシャメルじゃなくシャルドネのブランドブランであるサロンに寄せてシャルドネベースのブールブランをベースにソースを仕立てました。お客様にも好評でした。



DRCエシェゾー91年。抜栓から官能的な香りがプンプン。えもいわれぬその深い香りと味わいで圧倒的な存在感を醸し出してます。


それに合わせたのは一品目は『富山産サルセル(小鴨)のグリル、内蔵の串焼き みかんのロティ』です。

熟成したブルゴーニュはやはり野鳥系ジビエが個人的な鉄板ペアリング。ガチッと焼いた野趣あふれる小鴨と内臓の複雑性を持った焼きのひと皿とエシェゾーの官能的な味わいは一度ぴったしなペアリングを経験してしまうと忘れられなくなります。


グラスにまだエシェゾーが少し残ってる間にペアリングしたのが『ライチョウのロティとジビエのコンソメ トリュフ風味』です。

ライチョウの内臓をたたき、細かくしてフォアグラに纏わせるようにライチョウの半身で巻いて網脂で巻いてからゆっくり火を入れたライチョウと今季獲れたジビエの骨や端肉、そして血まで使って仕上げた今季獲れて縁あってウチのお店に来た全ての野生の命への感謝を込めて仕上げたコンソメで仕上げた一品。

コレもDRCエシェゾーと相性バッチリ。やはり鳥系ジビエとブルゴーニュは鉄板です。


んでそのライチョウも少し残りつつでペアリングしたかったのは『CHマルゴー1998』です。

熟成したボルドーっていうのはどこか熟成したブルゴーニュに似通ってて元々のボルドーが持つ力強さプラス熟成したワイン特有のブーケが重なり官能的な姿になるのですが、マルゴーは元々がエレガントな味わいで5大シャトーの中では最も女性的なイメージと言われてるほどです。そこに熟成を伴ってイイ感じになったマルゴーに鳥系ジビエをペアリングしてみるとgoodだろうなと考え合わせてみました。


そのマルゴーの途中からペアリングで提供したのは『富山山田村で獲れた鹿ロース肉のロティぬか漬けにつけた野菜で仕上げた富山米リゾット 3種のフルーツソース』です。

マルゴーの熟成感と鹿肉のケモノ感、そしてぬか床の発酵香で上書きされたリゾットと、かなり個人的にも責めた一皿。気のおけるお客様だからこそ出来るペアリングですし、勉強させてもらえる身と甘んじて提供させて貰った次第です。鹿肉だけ口に含んでペアリングしてみるとそこそこだったんですが、意外とリゾットとフルーツソースも含めるとまとまってる感出てました✌️


最後にその責めた皿にペアリングしたのは『ラ・バルバリーヌ』の『コート・ロティ2012』今回のワインで1番無名で??ってなる人もいるかと思いますが、順序的に鹿肉にペアリングさせるならこの一本だろうな、と考えました。

ほぼほぼシラーと数パーセントのヴィオニエで構成されてるこのワインは熟成する前のまだ若いワインなので、もちろんシラーと低温でしっかり焼いた鹿肉の味わいとのペアリングはバッチシでしたし(コレは肉だけでもイけた)ガストリックベースのフルーツソースとの相性も良いかな?と思います。実際にはほんの少し調整が必要だったかな?と思いましたが(苦笑)まだまだ勉強ですね💦

持ち込みワインに関しても色々なご意見があるのも知ってますが、個人的にはたまにこうやってバックヴィンテージを持って来てもらって料理と合わせられる経験というのはなかなか出来ることではないので大変ありがたいのです。本当に主催の方には毎回感謝しております。この場を借りてありがとうございますとお伝えしたいです🙏

コレがまだ次に繋がるのだから不思議なものです。

ありがとうございました(^人^)♫













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