しーさるの鉄日記

銀座線に1000系特別仕様車両を導入


東京メトロは、銀座線に投入する1000系のうち、ラスト2編成(第39編成、第40編成)を特別仕様にすることを発表した。特別仕様となった1000系では、通常の1000系より旧1000形に近いデザインを採用する。

まず、前灯を1灯に変更、車両の塗装を旧1000形に順じ、窓周りをウィンド・シル/ヘッダーを模擬したデザインに変更、天井部以外は窓中柱や窓枠を含めレモンイエロー一色としオレンジのラインカラーをなくす。内装についても、旧1000形に準じて木材調のものを採用、シートもシルバーシート以外グリーンとする。吊り手はリコ式風に、手すり、握り棒は真鍮色に変更し、イベント用だが予備灯も設置する。

第39編成は1月中旬から運転開始、第40編成は3月中旬からの運転開始を予定している。

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通常編成でさえ旧1000形のデザインを投入している1000系だが、さらに旧1000形に近づけた特別編成を投入することに。既存車両を塗色変更して特別編成にする例は結構あるが、最初から特別編成として投入するのは珍しい。フルラッピングだから融通が利くのだろうか。

通常1000系の前灯が2灯になったのは、01系の前代の2000形を踏襲したため、全体デザインが旧1000形を踏襲しているので、そのことには気づきにくい。外装より内装がどんな感じになるか楽しみ、地下を走る車両であんなシックな内装のものは珍しい、緑色のシートが合うのではないかと。リコ式風吊り革というのは、形状だけリコ式で、跳ね上がることがないということなのだろうか。今時、放した吊り革が跳ね上がったら驚かれるからな。個人的には予備灯の復活がうれしいけど、さすがに定期運転では使えないか。浅草到着寸前に一瞬停電したのが懐かしい。

ラスト1編成が3月中旬から運転開始ということは、01系の引退も同じタイミングになる。暖房を搭載してない第22編成が2月上旬に引退し、最後に01系第30編成が1000系第40編成に置き換えられる形で引退する。1000系特別仕様車両は、2週間ほど早くデビューさせれば、浅草の参拝客輸送で活躍できたのだけど、仕方ないか。

来年の12/30には開業90周年を迎える銀座線、それに合わせて特別仕様車両を使った記念列車を運転することになるだろう。その場合、運転区間がどこになるか気になるところだ。


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