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しーさるの鉄日記

京阪2021年9月改正(夜間編)

京阪の2021年9月ダイヤ改正、夜間時間帯を、京橋基準を中心に見てみる。

21時台は、急行2本廃止して、ライナーと区間急行を新設している。区間急行新設の影響で21時01分の準急は20時59分に繰上げとなる。また、21時57分の準急は22時00分に繰下げとなる。このことで21時台は18本から16本に減ったことになる。急行があったため、準急は香里園で急行とともに特急に抜かれていたが、今回の改正では枚方市まで特急から逃げ切り、急行代わりの有効列車となる。また、新設の区間急行は終点の香里園まで、後の準急から逃げ切る。特急は改正前も12分毎だったから、ライナーは21時台では純増という形になる。

22時台は、06分のライナーだけでなく、46分の特急も廃止に、この影響で特急の21分のタイムラグが発生するので、49分の準急出町柳行を52分の快急樟葉行に格上げする。準急出町柳行最終が樟葉行に短縮となるので、26分の普通萱島行を27分の普通出町柳行に変更し、香里園で快急と接続させる。なお、プレミアムカーを連結した8000系特急の運転は22時58分発までで、23時台以降は特急、快急ともにロングシート車での運転となる。

23時台は特3急1準3区1普5の計13本から特2準5普4の計11本に削減する。特急と普通を1本ずつ削減、深夜急行、区間急行を準急に統合したような形だ。特急は07分と28分の出町柳行を統合して17分発に、その影響で47分の最終三条行は40分に繰上げ、それに接続する三条始発出町柳行も繰り上げる。この特急が丹波橋以北の最終となる。伏見桃山への最終はもっと早く、京橋23時47分の特急から枚方市乗換だったのが、京橋発23時20分の準急となる。ただ、特急停車駅の中書島から歩いても10分程度だ。

準急・急行は10準 20急 25区 36準 50準 だったのが、準急だけで05 20 31 43 52となる。後半の14分間隔はなくなったが、10分の準急が05分に繰り上がったので、前半に15分間隔が発生している。改正前の準急は10分から36分まで空いていたので、萱島、光善寺は、守口市で急行から乗り換えるか、区急を乗り通すかの二択だったが、急行の準急格下げでそれも解消された。区間急行も準急に格上げとなったので、守口市から先の準急通過駅は6本あったのが、普通だけの4本に削減されている。

24時台は、4月30日から運休していた27分の深夜急行樟葉行と28分の普通萱島行について、正式に廃止することに、12分の準急淀行も運転を取り止める。4月30日からの臨時ダイヤでは、2本が運休になり、萱島までの最終は24時18分の10分繰上げ、樟葉までの最終は24時12分の準急淀行で15分繰上げとなった。枚方公園など深夜急行の通過する準急停車駅や、樟葉から先では終電繰上げはなかった。

京橋発24時18分の最終萱島行は24時08分に繰り上げる。4月30日以前に比べると20分の繰上げとなる。谷町線の東梅田発24時07分と変わらなくなるから、キタからだと谷町線を利用した方がいいかもしれない。一方、24時00分の快急樟葉行は24時07分に繰り下げて、廃止となった24時12分の準急淀行のフォローをする。快急停車駅では改正前より5分の繰上げとなったが、光善寺から先の快急通過駅は23時52分の準急淀行が最終となるので、20分繰上げとなる。快急停車駅は深夜急行廃止で15分繰上げになっていたので、結果的に淀まで全駅が4月以前より20分繰上げということになる。ちなみにJR学研都市線の京橋発最終は、萱島から数キロ離れた四条畷で24時15分、樟葉から5キロ離れた松井山手で23時54分となっている。

終電時間帯の淀屋橋での御堂筋線からの接続を見ると、改正前の準急淀行は淀屋橋発24時04分、改正後の快急樟葉行は24時00分、それに対し、新大阪、梅田からが23時56着の次は24時05分、天王寺からが23時53分の次が24時04分なので影響は少ない。
一方、大阪環状線は京橋着24時09分の大阪方面からの接続ができなくなったため、最終のぞみからの接続ができなくなり、東京発最終は6分繰上げで、先述の御堂筋線への乗り継ぎとなる。最終のぞみからの接続は、おおさか東線を使うと、野江での普通萱島行に乗り換えられるが、接続時間が4分しかなく、かなりギリギリだ。

中之島発は21時19分の準急枚方市行が普通になった以外は、運転本数に変更はない。24時08分の萱島行は運転を取り止めるので、最終は23時48分発となる。大江橋、なにわ橋だと、淀屋橋が近いが最終快急が24時00分発なので大差はない。

出町柳発を見ると、20時38分の急行淀行は21時01分に、21時14分の急行淀行は21時30分に繰下げとなる。特急と普通+準急は21時台5本ずつあったのが4本ずつに、21時台11本あったのを10本に減らす。

22時台は22時47分の急行淀行を22時00分発に繰上げ、特急は3本キープだが、準急は1本減るので、準急+普通は4本になる。23時01分の特急が22時57分の快急として繰り上げてくるので22時台の本数は変わらない。
23時台は先述した通り、特急淀屋橋行2本を快急に格下げして、23時20分の最終も23時15分に繰り上げる。香里園で守口市行最終に接続するので、萱島~守口市への最終にもなるが、守口市での普通の接続はないので、その先の通過駅へは京橋で最終萱島行で折り返すしかない。なお、23時26分の急行淀屋橋行は運転を取り止めるので、大阪府への最終は11分繰上げということになる。

23時59分の最終特急枚方市行は23時39分に繰り上げる。丹波橋で最終寝屋川市行を追い抜くので、石清水八幡宮から先への最終も兼ねる。このことで、淀から先への最終が20分ほど繰り上がる。24時00分の最終枚方市行は23時57分に繰上げ、淀行に短縮変更する。23時41分の急行淀行については、24時06分に繰り下げて、最終列車とする。つまり淀までの最終は急行通過駅では3分繰上げ、急行停車駅では逆に6分繰下げとなる。

土休日の本線は、改正前は20時台から22時台前半まで12分サイクルに特、準、普1本ずつとなっていたが、改正後は20時台前半までデータイムと同じ、22時台前半まで15分サイクルに特、準、普1本ずつとなる。23時台は特3急1準3普5の計12本から特2準5普4の計11本とする。平日運転の区間急行は廃止となったので、23時台以降は平日も土休日も同じダイヤとなる。

交野線は、21時台、22時台で5本をキープするが、23時台3本あったのを2本に減らす。24時20分発は廃止に、24時05分発は24時01分に繰り上げ、最終を19分繰上げる。交野線最終に接続するのは、改正前は淀屋橋発23時53分の快急樟葉行だったが、改正後は23時33分の特急三条行となり、20分繰り上がる。ちなみに学研都市線は、先述した通り京橋発23時54分の松井山手行があるので、河内森や私市はそれを使うと改正前より6分早くなるだけだ。私市発についても、23時43分発を廃止して24時00分発を23時52分に繰上げ、運転間隔を20分前後とする。24時21分発は24時17分発に繰上げ、24時36分発を廃止して、最終を19分繰上げる。

宇治線は、21時台は先述した通り、6本だったのを5本に削減、22時台は5本で12~15分間隔だったのを約15分間隔とする。中書島発24時01分は23時58分に繰上げ、24時19分発は運転を取り止める。本線から最終への接続は、淀屋橋方面からは、24時16分着の特急三条行だったのが、23時46分着の特急出町柳行となり30分繰上げに、出町柳方面からは、24時15分着の特急枚方市行だったのが、23時55分着の特急枚方市行となり20分繰上げとなる。

京阪宇治発についても、22時台、23時台5本ずつあったのを4本に削減、24時18分発は24時15分発に繰上げ、24時36分発を廃止して、最終を21分繰上げる。


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