上信電鉄では、富岡製糸場の世界文化遺産勧告を見越して、26日から高崎~上州富岡間で臨時列車1往復の運転を土休日のみ開始した。列車は高崎発1013、上州富岡発1110で各駅に停車する。
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富岡製糸場の世界文化遺産勧告より前に発表されていた臨時列車の運転。勧告した日から富岡製糸場への観光客が増えたことを考えると、今回の臨時列車の増発は正解だった。これだけでなく、世界文化遺産登録へ向けて、上州富岡駅舎リニューアルなど色々準備していたわけだが。
高崎1013発は947発と1031発の間に設定され、午前中は全時間帯で毎時2本体制になる。新幹線の接続は東京852のMaxときから22分待ち、高崎線からの接続は上野802の普通から24分待ちといった具合、家族連れがきっぷを買う時間を考慮すれば適当な待ち時間だ。上りはすぐの折り返しなので、富岡からの観光客より高崎への買物客需要が高そう。東京方面への接続も良く、正午過ぎのあさまや草津に接続する。上り15時台以降は毎時2本体制だから、臨時の必要はない。
上信電鉄では、上州富岡までの往復運賃+60円で富岡製糸場が入場可能なきっぷを販売している。また、途中下車も1回ずつ可能だから、高崎で自転車を借りれば、沿線観光がいろいろできる。沿線案内パンフレットでも作って、富岡製糸場以外でも沿線を活性化してほしいところだ。また、臨時の駅前駐車場に停めるマイカー客にも、積極的に特産物を販売してほしいところだ。一畑電鉄もGWに臨時を設定するが、雲州平田で出雲そばの販売を行なっているし。
この列車の利用状況が良ければ、秋の新駅開業改正時に定期格上げもあるかもしれない。
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